令和4年の秋はこれまでにないほどの食品の数々が値上げとなります。この難局をコストカットや単純値上げ以外の方法で売上アップに繋げることは出来ないか考えてみました。これまで店サポで公開した記事のなかから13のキーワードを拾い出し一堂に揃えることでそのヒントが見えてくると思います。
さて、一口に売上アップの方法を説明するのはなかなか困難です。また、シンプルにこれだけやればいいと言うものでもありません。店の席数やレイアウト、営業している立地やターゲットとなる客層によっても悩みは様々です。逆に言えば飲食店の数だけ売上アップの方法は存在すると言うことです。
これまで店サポ内でいくつかのポイントにフォーカスした飲食店の売上がアップするヒントを提案して参りましたが、それらを大きく3つのカテゴリーに分け、まとめ読みして頂けるように並び替えてみました。
Contents
Ⅰ-1 接 客
決して難しいことではありません。お店の文化として接客態度が明文化されて周知できているか、またそれらを徹底できているかの違いが売上に影響してきます。
Ⅰ-2 ターゲット
どの様なお客様に来ていただくお店なのかというコンセプトがないと、どこにでもある平均的なお店になりリピートしてくれるお客様が増えなくなります。ターゲットを絞ることで、トレンドに敏感になりエッジの効いたお店造りが可能になります。
Ⅰ-3 清潔感
意外と清潔感に関する感覚は人により差があります。清潔感を出すには、まめに作業を行うこともさることながら、マニュアル化して仕上げのイメージが共有できることが重要なのです。
Ⅰ-4 お店が暇な時に その①
Ⅰ-5 お店が暇な時に その②
来客が少なく、時間を持て余す時こそお客様目線でお店を振り返るチャンスです。具体的なチェックポイントをあげ着眼点が分かりやすくなっています。理屈抜きにともかく実行あるのみです。
Ⅱ-1 夏編
どこに行ってもクーラーのよく効いている都会では、かえって温かいものを体が欲しがっているようです。これまでの常識に惑わされることなく夏のメニューを見なおすことが売上アップにつながります。
Ⅱ-2 秋編(9月)
夏から秋に向かう9月は海、山の食材で特色ある味覚を楽しむ季節です。メニューの刷新や宣伝に力を入れることで秋のイベントニーズに答えられます。
Ⅱ-3 秋編(10月)
気温、天候ともに安定し過ごしやすい10月はイベントも目白押しです。飲食店で企画を催すには絶好の月です。また、年末の準備に取り掛かる大切な月でもあります。
Ⅲ-1 平均売上
適正な売上は何によって求められるかを書いた記事です。少なくとも食材費、人件費、家賃を合わせた合計金額が売上に占める割合を75%以下になることが必用です。これから飲食店を開業される方にも是非読んで頂きたい内容です。
Ⅲ-2 売上と経費の関係
そもそも経費って何だろうと疑問に思いながら飲食店を続けてらっしゃる方が多いようです。各経費が対売上高との対比でどれぐらいに収まっていたらいいのか掴んで頂きます。その上で、応用編として食べ放題のカラクリに迫ります。
Ⅲ-3 女性経営者の視点
実際に成功されている3名の女性飲食店経営者が何を考え、実行して来たのか実例をもとにヒントを探ります。そこには女性ならではの繊細さよりもチャレンジやバイタリティーといったワードの方が当てはまるかもしれません。
まとめ
そもそも売上アップの特効薬はありません。料理、オペレーションの改善を続けることが実は近道です。すぐに効果があがらないからと辞めてしまっては何時まで経っても売上はアップして行きません。考えて、実行してみて、効果を確かめ、改善することの繰り返しです。ありきたりな言い方ですが、「継続は力なり」なのです。