初めてでも abc からはじめる 居抜き店舗

初めてでも abc からはじめる

このところ初めて 居抜き店舗 で飲食店をおやりになりたいと希望される方々と一緒にお店造りをすることが多く、一様に同じ迷いや疑問を持っていることに気づかされます。

決めなければ先に進まないポイントや決定の順番などどうしていいのか分からず気ばかり焦っていらっしゃることが多いように感じます。

同じスタートをするのでも経験がある方とそうでない方では手を付ける部分がちょっと違うでしょうし、既に決まっている部分もあろうかと思います。

今回は飲食業の経験がない方が 居抜き店舗 で開業するために知っておくべき内容を列挙して参ります。オープンまでに決めなければならないことはたくさんありますが、どの順番で整理をしたらよいのか abc で書いてみたいと思います。

【これで十分】居抜き店舗 とは? 居抜きの意味

a・・・大前提

なぜ飲食店を始めようと思ったかここが重要です。

日本ではまだなじみのない料理の素晴らしさを伝えたいでもいいですし、震災で被災した街の特産品を使うことで、応援と社会貢献の両方が同時に出来るというものでもいいのです。

3.11 から学ぶ 飲食店 が出来る地域貢献とサバイバルプラン

飲食店経営が単なる生活の手段というのではなく、何かしらの表現をするためのツールであったり自己実現のための手段としてどのようにしてゆきたいのかをまず自分に問うことが大切です。この部分があいまいだと、飲食店としての特徴が失われたり、お店がうまくゆかない時期に踏ん張りがきかないと言われています。

新しいメニューや模様替えをする時でも自分は何のためにこの飲食店を始めたのかという根っこの部分がハッキリしていればなにも悩むことなく決断できるでしょう。

だからこそ、日本政策金融公庫なども創業時の貸し付けにあたってはこのことを重要視しています。信念や覚悟といったものを見ているような気がします。

金融機関からお金を借りる【日本政策金融公庫編】

b・・・事業計画

大前提が決まれば次に事業計画です。

どんな飲食店を始めるにしても何をいくらで売るのかが無いと始まりません。なかには不動産を探すところから始める方がいらっしゃいますが、少々危険な気がします。

理由はこうです。
たまたまイメージしていたサイズの手頃な物件に出会ったとしましょう。賃料が少々高かったり、居抜き店舗物件の購入価格が高かったり冷静に考えれば違う決断をするところを、お店を早くオープンしたいという気持ちが強く、気に入ってしまうとアバタもエクボとなって正確な判断が出来なくなります。

また、不動産会社が直ぐに決断しないと無くなりますと急かすものですからつい契約をすることにと言った方結構いらっしゃいます。こうなると高い家賃も甘い見通しで何とかなると思い込んでしまうのですが、現実はそうあまくありません。
この場合、なにをいくらでどれぐらい売れるのかを考えないうちに、賃料という支払いだけが確定することになります。

人件費や賃料はその飲食店の支払い能力にあった金額でなければ長続きはしません。

飲食店申込 大家さんに選ばれる「事業計画書」の書き方

c・・・メニュー(仕入れ先の選定)

どんなに素晴らしい事業計画もお客様から支持されるものでなければなりません。

特定の場所で採れる食材やブランドと呼ばれる品種や部位の食材などお店のコンセプトに合うもので尚且つ安定的にできれば安く手に入れたいものです。

最近は食材の産地をそのまま店名にして流行っている居酒屋も多く見受けます。この拘りこそが他の飲食店と差別化を図るうえで重要な部分になります。
食品卸しは大手でもない限り意外と得意、不得意がハッキリしています。肉に強い卸しもあれば魚介類に強い卸しもあります。最近ではプライベートブランドを手掛ける卸しが増えており、手の込んだ料理も手軽に出来て廃棄するリスクを減らすこともできるようになってきています。

要は一社に限らず数社を上手く使うことで得意な食材はもとより時期によって同じ食材でも金額が異なる場合がありますので、安く手に入る方を選択することも可能です。

まずはお話を伺ってみて下さい。

意外と知られていない 業務用食品卸売業界 について

d・・・売上計画

事業計画、メニューが決まればあとはお店の規模です。既に事業計画内で概ねの席数や売上をシミュレーションしていることと思いますが、一歩進めてほぼ現実に近い形で売上をシミュレーションします。つまり、

売上高=客席数×稼働率×客席回転率×営業日数

を設定する必要があります。ただ一つのパターンだけではありません。

昼と夜、ウィークデイ、土曜日、日曜によって売り上げは異なります。場合によっては金曜日も一枠設ける必要があるかもしれません。

ですから組み合わせで行けば6通りから8通りの売上シミュレーションが必要です。

その際、各曜日、時間帯で必要なアルバイトの人数をあわせて考えれば人件費の計算も簡単に行えます。この時点でやっと家賃にいくら位出せるのかのが分かってきます。

閉店する飲食店の共通点 中期売上計画がない

e・・・資金計画

事業の概要と規模がまとまったところで資金計画です。

手元にあるお金、親、親族からの応援金や借金でいくらになるのかがベースとなります。
借入金を検討する前に開業に関わるお金と開業後の運転資金について考えます。開業に関わるお金とは、賃貸借契約に関わるお金、内装工事にかかるお金(居抜き物件であれば内装は手直し程度、厨房機器や食器類は足りないものを揃えればいいので安く済みますが、スケルトンから工事をするとなると1,000万円以上になるケースもあります)アルバイトの人件費、食材の仕入れ費などの運転資金を6ヶ月は見ておきたいものです。

売上計画で考えた数字はすぐに達成できるものではありません。
認知されリピーター客がつくまでは半分もいかない日が何日も続きます。
1年後は繁盛店になれる飲食店でも、途中で資金がショートしてしまっては元も子もありません。ここは甘く見ないで十分な手当てをしましょう。

さてこれらの数字を寄せてみて、開業に必要な資金と運転資金から自己資金を引いて足りない分が借入金となるのです。

現在、日本政策金融公庫などは自己資金の10倍までお金を貸してくれます。元本の支払いを1年猶予してくれたり、支払を最大7年84回の返済もできます。

その分少し余裕を見て借りておきましょう。

途中でお金が足りなくなってからではなかなかお金は貸してくれません。よく考えて借入額を決めましょう。

f・・・物件探し

ここまで来て初めて物件探しです。支払える家賃は予め決まっています。

いくらよい物件だからと言って高い家賃ではお金は残りません。
どうしても高い賃料でやりたいのであれば事業計画そのものを見直してからにしないと早い段階で力尽きてしまいます。物件選びのコツを聞かれることがありますがいつもこうお答えしています。

人通りが多いから店が流行るのではなく、一本通りから入った場所でも宣伝の仕方やメニューに工夫を凝らすことでお客様は足を運んでくれます。

家賃が安く抑えられるのであればその分お金は残ります。くれぐれも背伸びをしないことです。

失敗しない飲食店の物件選び 正しい賃料の求め方

売上計画のなかで重要な位置を占めるのが稼働率と回転率だということを開業前に意識できる方は業界経験がある方だと思います。
20名分の席があっても4名テーブル5卓で一人ずつではランチタイムなど人数が稼げません。メニューを増やし過ぎると料理に時間がかかりやはり時間内に対応できるお客様が限られてしまいます。

お店のレイアウトやテーブルの大きさなど見映えよりも稼働率を上げる工夫が重要です。例えば向かい合うカウンター席より壁に向いたカウンター席の方が女性客の入りやすさが上ります。メニューを絞り込むことで注文の時間短縮、料理時間の短縮など回転率に貢献します。

事業計画はそのあたりをよく検討して作られることをお薦めします。

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