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飲食店が雨の日を短期間で繁盛店にかえる「10の方法」紹介します

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Photo credit : My many travels on Visualhunt.com

東京の年間降雨日数をご存知でしょうか。2014年から2020年までの平均年間降雨日数は108日もありました。1年の内3分の1近く、もっと言えば1週間に2日は雨の計算となります。正直そんなに雨の日が多い実感はありませんが、これから飲食店を開業なさる方も現在飲食店を経営なさっている方も今一度雨の影響について真剣に考えてみてはいかがでしょうか。きっと繁盛店へのヒントが見つかるはずです。

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Contents

飲食店が雨の日にできる備えとは

まず飲食店として最低限クリアしておきたいところから始めましょう。

1.傘立て

ただ無造作に置かれているだけの傘立て。ご自身が客としてお店を訪れた時を想像してみて下さい。

傘立てにおいた傘を誰かにもっていかれた経験はありませんか。それがビニール傘であってもです。仮にご自身の傘がなくなったとしましょう。だからと言ってむやみにそこに差してある傘を持ち帰る気にはなりません。なぜなら、その時点で傘を持ち帰った輩と同類になるからです。

かといってお店の方に文句を告げたところで、忘れ物の傘を用立ててくれるのが関の山です。「あの店は、傘立てが残念だな」と思われている飲食店、間違いなく雨の日に敬遠されます。本当に残念です。

せめて傘用のビニール袋を用意して席まで傘を持っていっていただきましょう。チョット洒落たお店で、厚手のビニールで出来た傘ケースを用意しているところがたまにあります。そんな配慮の行き届いたお店は女性客が多いものです。

傘袋自動装着機「傘ポン」や「傘美人」であれば本体が5万~8万円の範囲で買い求めることが出来ます。傘袋と傘袋捨てのセットであれば1万円程で買うことが出来ます。もっとも、どちらも専用の傘用ビニール袋を別途買う必要はありますが。

 2.出入り口付近の「床」

一番分かりやすいのが、雨の日に訪れたコンビニエンスストアの床です。綺麗な大理石風の床で滑った経験はありませんか。床に雨露を吸い取るマットが敷いてあってもすぐに水浸しです。その後店内に延びる濡れた靴跡というのはどうにも不衛生感が漂います。ここは気を付けて床を拭くよう心がけるべきでしょう。

また、梅雨時にもなると店全体が湿ったように感じることありませんか。お客様は敏感です。梅雨の季節で気温が高くない日には冷房ではなくドライをよく効かせて湿度をとるようにしましょう。

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雨の日にホスピタリティーを発揮

さて、ポスピタリティー=おもてなしと訳されていますが、雨の日に飲食店が出来るポスピタリティー=おもてなしを「物理的」「精神的」「経済的」側面から考えて見たいと思います。

3.「物理的」ホスピタリティー

もしくは物質的とでもいいましょうか、なにか物を使ったおもてなしです。

おしぼり もしくは タオル

最近布製のおしぼりを出す飲食店がめっきり減りました。真夏に出される冷えたおしぼりや真冬に出されるあったかいおしぼりなどあまりにも気持ち良すぎてつい声が漏れてしまいます。これと同じで、足元やカバン、バッグなど雨の滴を拭くためのおしぼりやハンドタオルなどを用意しておき、雨で濡れて来られたお客様に、オーダーの際さりげなくおススメするのはうれしいサービスです。

ちょっと余談ですが、タオルのメッカと呼ばれる愛媛県今治市で造られているタオルの手触りが最近ものすごくよくて、手にしただけで高級品を思わせるものがあります。ちょっとした小物に費用をかけることでおもてなしの心は必ずお客様に伝わります。

4.「経済的」ホスピタリティー

ズバリ雨の日に来て下さったお客様に向けての値引きサービスです。

あるお店のランチは、雨の日に行くとから揚げをサービスしてくれます。また、あるイタリアンのお店は、雨の日ランチ500円(通常850円)をやってくれます。意外とランチタイムを外した時間に行ってもお客様でにぎわっています。

夜ともなれば嬉しい居酒屋さんもあります。雨の日は「サワー1杯サービス」なのです。こんなサービスをずっと続けている飲食店はリピーター作りに上手くつなげています。

逆に言えば、わざわざ雨の日に来ていつものサービスが受けられないガッカリ感は、また行こうというモチベーションを大きく下げてしまいます。お気を付けください。

5.「精神的」ポスピタリティー

別の言い方をすれば、サプライズになるかもしれません。

夏の暑い日に冷たいジェラートのサプライズや冬の寒い日に温かいスープのサービスなど初めて体験する人は、必ず誰かに言いたくなります。まただれかと一緒に行きたくなるものです。量的に言えば多くなくても構いませんし、価格的にも高価である必要は全くありません。それこそホスピタリティー=おもてなしでいいのです。

台風を売上UPに変える飲食店とは

飲食繁盛店の雨の日対策を覗いてみましょう

都内には雨の日の集客対策を逆に武器にしている飲食店が数多くあります。お客様にしてみれば、あのお店に行きたいけれど今日に雨が降ればいいのにと思わせてしまいます。

6.雨が降るとバイキング(食べ放題)に早変わり

実は、ケーキ店のお話です。普段はドリンクとケーキのセットがメインのお店ですが、ひとたび雨が降り始めるとバイキングを始める大盤振る舞いです。もちろん雨が降れば行くという常連さんも多いとのこと。お店としても雨に客足を阻まれて、折角のケーキを無駄にしてしまうぐらいならお客様に振る舞ってしまえという妙案です。

7.雨の日はジェラート食べ放題

ジェラートと言えばイタリアが本場です。彼らは飲んだあと〆のジェラートを食べに移動します。それに倣ったかどうかは分かりませんが、本場イタリアのジェラートを雨の日好きなだけ振る舞うイタリアンバルがあります。こちらは本場で修業をされたシェフが腕を振るわれているようで雨の日も女性客で大入りとのことです。

8.雨の日は全品100円オフ

何とも分かりやすいサービスをやっている居酒屋があります。ここのミソはお店で出している料理すべてが対象というところです。逆に雨の日はサラリーマンで満杯で入れないこともあるようです。それは行きますよね。

雨の日サービスをどうやって伝えるか

10.Line@を活用する

店先のA型看板で雨の日は告知をする。王道です。但し、雨の日に足を運んでもらえないことから端を発している悩みです。もっと効果的な方法があるのではないでしょうか。

Line@を利用しているお店が増えています。お店に友達申請をしてもらえば、それで終わりです。普段の晴れた日から始めて頂きたいのですが、雨の日割引や不定期にお店からサプライズ割引などの招待を出すことが出来ます。

そもそも雨の日割引と言っても「雨の日判定」をいつだれがするのか疑問が残るところですよね。雨の日割引だと思って行ったら今日は違いますと言われたときの落胆ぶりは計り知れません。

そこでLine@で堂々と告知すればお客様も安心してサービルが受けられます。登録時のサービスを考えたりするのもお店のファンを増やすいい材料です。是非トライしてみて下さい。

考えて見れば、繁盛店は雨の日も繁盛しています。その秘密は味や価格だけではないところが飲食店経営の奥の深いところといえるでしょう。

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