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飲食店 秋の長雨でも集客と売上を伸ばすアイディア「5つの割引」をみる

飲食店-長雨-割引

Photo credit: Dr.Colossus on VisualHunt

暑かった夏は秋の長雨と共に低温注意報が出るまでに。暑い日が続き今年は異常気象かと思われた時期もありましたが、過ぎてしまえば、少々肌寒い9月となっています。

さて、雨の日まで外へ出かけて食事やお酒となるとお客様に雨というマイナス要素を上回るだけのメリットやインセンティブが働かないとご来店頂けません。

そこで雨の日に集客が見込める5つの割引を考えてみたいと思います。お店の規模や業種によりすんなり当てはまるものではありませんが、雨に日に売上を伸ばすヒントとしてアレンジをして頂きたいと思います。

Contents

雨の日に飲食店が売り上げを落とす理由

  • 雨に濡れてまで行きたいと思わない
  • 雨日まで家族や人を誘って行くほどでもない

もし晴れた日にしか飲食店を利用しない人がいたとすれば、雨が降っているという要素は普段に比べそれだけでマイナスということになります。当然、マイナスの日は飲食店にわざわざ行きません。

また、飲食店には一人ではいかないという人がいたとします。そのひとが雨の日でも飲食店に行きたいと思っても、雨の日には飲食店にいきたくないという人は誘いづらいので声を掛けないことが予想されます。つまりここに出現する阻害要因以上のインセンティブを飲食店側が造り出せばお客様は雨の日でも構わず来店してくれることになります。

繁盛する飲食店は知っている 雨の日 来客数をUPするには

①雨の日はタクシー割で集客

2017年1月から都内のタクシーは初乗り料金が2km730円から1km410円に引き下げとなりました。この「初乗り410円」に注目したいと思います。

雨がお客様を遠ざける要因の一つに「わざわざ雨の日に傘をさしてまで」という思いがあります。まずここを取り除きます。今回改正になった初乗り料金410円で乗れる距離1kmというのは都心では一駅分あります。そもそも、飲食店の立地で駅徒歩10分というと結構離れています。と言っても1分80mですから800mですので初乗りの範囲内です。となれば、雨が降って歩くのが億劫な人に向け、雨の日にタクシーで最寄り駅からお店に来ていただき「初乗り分つまり410円」をサービスするという割引が有効です。

お客様にはお乗り頂いたタクシーのレシートを提示して頂き総額から差し引けばいいのです。もしくは、次回来店頂いた時に使える金券として500円分を出すというのもいいと思います。いくらでもアレンジが可能です。

②雨の日は来店人数で割引集客

雨がお客様を遠ざける要因の一つに「雨の日に飲食店に行きたくないという人を誘いづらい」というのがありました。今度はここを取り除きます。

なんのインセンティブもなしにただ誘うというのでは芸がありません。ここは何人か集まれば割引になるインセンティブを使います。つまり雨の日でもお店に行こうという方が複数いてあと一人加われば人数割が受けられるというふれこみなら承諾してくれる可能性は高くなります。

例えば、3人以上で雨の日に行けば全品50円引きとするだとか、利益率の高い飲み物のなかから特定のメニューを半額にするだとかインパクトと利益率のバランスを見ながら決定されればいいと思います。この人数割は飲食店の規模や業種でバリエーションを加えて発展系を造り出すことが出来ます。

③雨の日予約割で集客

雨の日、飲食店の悩みは稼働率をあげたいと言うことだと思います。それは、空いている席を極力減らしたい、厨房の稼働率を上げたいなどです。であるならお客様に数多く来ていただくことが一番の目標になります。

狙うとすれば、まとまったお客様です。今の時期は、コロナ自粛で職場もキャンパスも夜は自粛の時期です。ワクチン接種が進み政府の言うワクチンパスポートが配備されれば早い時期に人出は戻ってきます。この2回目の接種修了者がターゲットになります。

30分でも前に例えば4人以上の予約で来店すれば割引をするというサービスが考えられます。最初の乾杯のドリンクをサービスしたり先程の人数割の様なサービスが有効です。お店側とお客様の思惑が一致するインセンティブです。

繁盛店は知っている 梅雨でも集客できるメニューとは

④雨の日は女性割で集客

人数割や予約割をあわせて女性に向けたサービスが業種次第では展開可能です。例えば、いつもデザートを用意しているようなイタリアンやパスタのお店、それに軽食のお店など、翌日に持ち越せないデザートなどを廃棄するぐらいであれば雨の日は半額としたりワンコインで3個提供するだとか、いっそのこと食べ放題ぐらいの思い切ったサービスをやってみてはいかがでしょうか。これに女性3名以上ならワインを1本プレゼントといったインセンティブと組み合わせれば、逆に雨の日が繁盛する可能性があります。

⑤雨の日はレイト割で集客

雨の日もう一つ飲食店を悩ます問題があります。それは夜の早い時間にお客様が帰られてしまう現象です。普段なら終電近くまで賑わうお店でも雨の日はお客様が少ない上に、帰られる時間も21時頃に閑散としてしまうことってあると思います。飲食店にとってみれば稼働率をこの時間帯に上げたいというものです。であれば、ハッピーアワーの様な早割の逆で、21時や22時以降に来店すると割引が受けられるインセンティブを付けることで改善される可能性は高いでしょう。

もっともメニューにも工夫が必要です。ハッピーアワーが他店に先駆けて1件目の飲食店に選ばれる為のインセンティブを用意したのは、食事を食べてもらえてお酒も飲んでもらえるからです。これに対し遅い時間に訪れるお客様はお腹もお酒もそんなには必要ないと考えられます。つまりいい食材や強いお酒を少しというものではないでしょうか。であるならば、プレミアムな品を割り引くサービスが一番のインセンティブになります。プレミアムビール、シングルモルトなどの普段はちょっと高いかなと思っているお酒に、洋風の飲食店であればチーズやプロシュートを提案してみるだとか、和風のお店であればカラスミや塩辛にその時間にだけ出す地方の銘酒などをお手頃で提供できれば雨の日は二件目三軒目のお店として選ばれます。

~まとめ~

お客様がお店を選ぶ要素に、サービスやインセンティブに対する客単価のバランスが評価をわける気がします。これからどうやってインセンティブを伝えればよいのかと思われたかもしれません。そこでSNSの登場です。TwitterやFaceBook、インスタグラムでどんどん発信してみましょう。タイムサービスでその発信を見た方に限り何かを割り引くサービスも有効です。雨の日はアクションあるのみです。

飲食店の予約ドタキャンを救うSNS

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