飲食店 台風でも満席 集客できる秘訣とは

先週の台風24号の本州直撃の情報をうけ首都圏の電鉄各社は夜20時に運休をするという異例の決断をしました。最近の台風情報は、警戒や注意を促す発信を1日以上早く出すようになりました。企業も帰宅難民を出さないために風雨が強まる前に社員を返すのが当たり前になりつつあります。首都圏の鉄道もリスク回避の為簡単に運転見合わせをすることが当たり前になりつつあります。何れにせよ、台風接近と共に夜のにぎわいがそがれているようで残念です。

ランチも含め飲食店にとって厄介な存在である台風。発想を変えて台風を味方につけることで集客、売上アップに繋げられないか今回は考えます。

貸し傘

2016年3月開業した北海道新幹線。この開業に合わせてある自治体が観光客へのサービスの一環として無料の傘を1,000本以上準備したそうです。このサービス大変好評だったようですが問題が一つ。貸し出した傘が全く返還されず補充をすることになったばかりか、補充分も無くなりこれ以上貸し傘のサービスは維持できないと悲鳴が上がっているそうです。

ところ変わって大阪のとある飲料メーカーの取り組みです。地域貢献の一環で自社ブランドの自動販売機60ヶ所ほどに無料貸出し傘を設置したそうです。こちらも返還率は芳しくないようですが、今後も続けるとコメントを出しています。

台風の接近に伴い突然雨が降り出し、ランチの帰りや夜飲んで帰る頃に土砂降りにあってしまった経験、どなたもおありだと思います。そんな時にお店が貸し傘を用意していてくれればこんなうれしいことはありません。雨が降りそうな日やぐずついた天気の日には、店先に「無料貸し傘あります」と大きく宣伝することで集客効果が得られます。

とは言え、自治体や飲料メーカーの例を引くまでもなく返還率が低く飲食店側としては費用対効果を考えざるを得ません。

分析:自治体の傘が帰ってこない理由に観光地特有の訳があります。借りた方の大半が観光客で、借りた傘を返す気持ちはあっても旅行の行程上返しに寄れず帰ってしまったと予想できます。であれば、新幹線の車両や空港に返還BOXを設置させてもらうなど工夫をすれば返却率は格段にアップするはずです。

飲料メーカーの場合、自動販売機周辺の旅館、ホテルを尋ねたところ数十本もの傘が出て来たそうです。こちらも観光客の利用が多かったようです。

繁盛店は知っている 飲食店の「台風」対策とは

対策:

無料をうたう傘ですからデポジット制(お金を預かって、返却時に返還する方式)にするのは抵抗があります。また、上記の利用方法と違い飲食店を利用するお客様は地域に根差している周辺企業や学校、居住者の方が大半であると考えると、直ぐには戻らなくてもいずれ返還される率は高いと考えられます。

  1.  返還して下さったお客様に、例えばドリンク1杯無料等のサービスをする
  2.  ビジネスマン、OLの方であれば名刺をお預かりする
  3.  学生の方には学生証の提示をお願いする
  4.  傘を戻すインセンティブを考えればこのサービスは成功するはずです。

もっとも、お客様が忘れて行った傘であれば、無料で差し上げますというのでもよいと思います。但し、お忘れになった日から1ヶ月は保管期間を設け、それを過ぎた物は処分すると言う忘れ傘に関するお店のポリシーを傘立てやレジ近くに表示しておく必要はあります。

帰宅難民の為の退避場所

夜遅くなって風雨が強まり電車が運休となるケースや東海道線、中央線など都心部から郊外に長く伸びる線では沿線の豪雨などの影響で運休となるケースがあります。一方都心部でも湾岸地区を走る交通機関は風に弱く、京葉線、ゆりかもめなどは少し強い風でストップです。最近では、一部の地下鉄が何らかの理由で一部運休してしまうと網の目の様に張り巡らされた地下鉄網はどこかの乗り継ぎ駅で運休回避の乗客が集中することでパンクし全線ストップと言うことがありました。もしそうなった場合、あなたは駅で運転再開を一人で待つでしょうか?座るところもなく食べるものもなくいつ運転を再開するかもわからない状態でです。

上記の様なケースでは駅最寄りの飲食店やカフェが絶好の退避場所となります。夕方早い時間であればカフェは混み合いますが、時間が経過するほどにお酒が飲めるお店へと人は流れて行きます。

対策:

  1.  台風割引(全品〇%引きやドリンク○○%引き)
  2.  運休により帰宅難民の発生が予想される場合に営業時間変更(始発迄営業)

赤坂見附にあるラーメン店など、台風で電車が止まるような夜は、周辺のサラリーマンやお店のお勤め帰りの女性で満席になります。電車が止まっている間、ご主人の紹介で初対面ながら会話を交わすようになります。時には、電車が走り出す頃にはLineを交換するまでに発展することも。

チェーン店ですとなかなかハードルが高いかもしれませんが、ご主人を中心とした常連さんが集まるようなお店は、このようなサービスで新規顧客の開拓につなげられると思います。

飲食店 本州上陸の台風に備える

今夜どこかお店に行きたい。しかし台風が来ていると思えば早く帰ろうかとなるのが最近の流れです。しかし、SNSで武勇伝を披露したいような元気な皆さんにとって台風が来た日は特別なサービスがある店があると知れば行ってみようかと話は早いものです。店頭での台風特別割引に朝まで台風退避場所の告知。アカウントがあればTwitterでの割引つぶやきにLine@での割引招待など出来ることはたくさんあります。

いかがですか今度の台風で一度試してみませんか?

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