繁盛店は知っている 飲食店の「台風」対策とは

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繁盛店は知っている 飲食店の「台風」対策とは

  • 外のゴミ容器は、蓋はちゃんとロックをかけ、ロープで固定
  • 袖看板のチェック。グラつくようなら外しましょう
  • 窓枠からの雨漏りは、劣化したコーキングが原因。DIYで即修理
  • 湿気によるエアコンの結露は、フィルタ掃除で即解決
  • お店近くの側溝やグレーチングは事前ゴミ掃除
  • 台風当日の予約確認を忘れずに

ちょっとしたことで、台風の日も快適にお店はオープンできます。

令和元年の夏は、7月まで例年になく雨の多い冷夏ではないかと話題でした。ところが8月の声を聞くや雨が降らない日が続き連日の猛暑に日本中がヒートアップしています。

お盆の今週は四国からに関西にかけ強い勢力の台風10号が上陸するとの報道がありTVでは注意を呼びかけています。そこで、飲食店の営業時間と台風の通過が重なったとしたらと考えた時に準備すべきことがいくつも見えてきます。

今回は、飲食店の台風対策をハード、ソフト両面から考えて見たいと思います。

先日の台風で見た光景

前回都心を襲った台風は、通勤時間からお昼近くまでその猛威を振るって行きました。多くの方が大変な思いをされて出社されたことと思います。

それどころか列車が止まり出社できなかった方もいらしたはずです。このところ台風の直撃を受けるたびに都心の交通網の弱さにあきれるばかりです。

さて、台風と飲食店の営業時間が重なると普段と違いまったくお客様がいらっしゃらない場合があります。駅からチョット離れたわざわざ歩いて行かないとならない飲食店はこのケースです。

もしいつも通りの仕入れをしてしまうと材料の廃棄が増えたり、翌日のメニューを工夫しなければならなくなります。

また飲食店のハード面では、台風の時だけ雨漏りがするだとかエアコンからポタポタと水滴が落ちてくるなどの経験がある経営者の方も多いと思います。次のチャプターで具体的に検証してみましょう。

飲食店 台風でも満席 集客できる秘訣とは

1.建物、設備などハード面での備え

ゴミ容器

風の影響で最初に思いつくのがこのゴミ容器です。中身が入っているかそうでないかで状況が変わるゴミ容器。夜ゴミを出し、朝の回収の前に台風がやってくる場合や、回収後にやってくる場合など風で蓋が飛ばされないよう容器と蓋のロックをしっかりと確認しましょう。

中身が入っていてもカラの場合でも風で飛ばされないようロープで固定しましょう。複数の容器をまとめておいておけば意外と飛ばされずに済みます。

看 板

お店の入り口上部に付けてあるメイン看板、建物から突き出た袖看板、そして視認性を上げるための置き看板。飲食店には大きく3つの看板があります。

なかでも一番気を付けたいのが袖看板です。建物から突き出している分風の影響を一番受けやすく、固定をしている取り付け金具も比較的簡単なものが使われています。

台風が来る前に目視でチェックしてもしグラツキがあるようなら店名が書かれたカバーを外してしまった方が安全です。万が一風で外れてしまい道行く人にケガでもさせてしまったら大変です。

窓枠の雨漏れ

台風の時だけ窓の上部から雨が滴り落ちてくるという被害を結構聞きます。この原因のほとんどが、建物と窓枠のサッシを固定するコーキング材の劣化によるものです。

コーキング材は経年劣化によりひび割れを起こします。普段はあまり影響がないのですが、台風の様な横殴りの雨の際はひび割れから雨水が侵入してきて水漏れの原因となります。

これも外からの目視で確認できます。DIYショップでコーキング材は売っています。素人でも簡単に処理ができますので一時的な台風対策には十分です。

エアコン

台風の日は、エアコンの吹き出し口に結露して、お客様のテーブルにポタポタ水が落ちてきて使えなく席が出るといった経験はありませんか。この原因はフィルターの目詰りが原因です。

フィルターが目詰りして十分な風量を確保できない場合、噴き出し口が設定温度以上に急激に冷やされ5℃以下になることもあります。台風でいつもより湿度を多く含む為空気が急速に冷やされて結露を起こすのです。結露=フィルター掃除と覚えてください。

排水枡、グレーチング

雨が降るとお店の前の道に水の流れが出来、その先に排水枡やグレーチング(アルミ格子の側溝蓋)があってそこに流れ込んでいるはずです。

普段はなんでもないのですが、台風や大雨の時などその能力を超えて溢れることが予想されます。流れが悪くなり店先に水溜りが出来るぐらいならお店近くの側溝や排水枡はせめて台風が来る前にお店の方で掃除しておきましょう。

飲食店 本州直撃の大型台風に備える

2.サービス面での備え

予約の確認

夕方から暴風雨に入るような場合は予約のキャンセルが予想されます。前日に台風の接近が確定的となった場合などは、ご予約のお客様に確認の電話を入れてから食材の仕入れを決めるとよいでしょう。

場合によってはキャンセルということもあるでしょうし、問題なく予定通りということもあるでしょう。どちらにしてもドタキャンや連絡無しにキャンセルをするノーショウが一番困る訳ですから1本の電話で安心できるのなら簡単なことです。

電車が不通、閉店時間に

一番判断に困るのが夕方から夜にかけて台風の勢力が増し、帰宅の足である電車が止まりお客様が帰宅難民となるケースです。

その後運転が再開されないまま閉店の時間が来た場合どうしますか?もちろん従業員もご主人も帰れません。外はまだまだ風が強く雨が降っています。

もしこんなケースに遭遇した場合、判断に迷います。ただ、暴風雨のなか大切なお客様を外に出すのも危険です。ここは一旦お会計を済ませて、飲み物だけの提供で風雨が収まるまでお店に留まって頂くのが最善策です。

その際、雨風が弱まったところで閉店しますのでと声を掛けておけばいいと思います。ちょっとしたおつまみでもサービスすればきっと常連さんになってくれるはずです。

今回大きな勢力の台風が来ると予報が出ています。時間帯によっては、営業を強行せず臨時休業にすることも選択肢の一つではないでしょうか。

開店後であれば従業員、アルバイト、そしてご自身と交通手段が確保できているうちに決断する必要があります。逆の考え方で言えば、帰宅難民の皆さんが朝まで飲んで食べられるようお店を始発が動くころまで開けておくと言うのも一つの作戦です。

いずれにせよ事前のシミュレーションが大切です。その時になって慌てないよう予め答えは用意しておきましょう。

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