東京信用 保証協会 ( 創業融資 )
日本政策金融公庫に次ぐ第二の金融機関です。
最大の違いは、自身では融資を行わない点です。特定の金融機関が貸し出した金額についての保証をします。
申込み方法
融資申請のルートは二つあります。
- 保証協会に創業融資のお願いに行きその後金融機関の審査を受ける。
- 先に金融機関の審査を受けてから保証協会の審査を受ける。
どの順番でも結果は同じです。どちらにせよ二度審査を受けることになります。
日本政策金融公庫(JFC)との違い
まず、相談をするところから違います。創業資金を借りたいのであれば八重洲にある「創業アシストプラザ」(住所:中央区八重洲2-6-17)がその窓口となります。
相談に伺うにも予約が必要です。さらに経歴書と運転免許証の提示を求められます。
いざ面接が始まると事業内容よりも事業者個人の経歴、事業経験や個人の借り入れ状況(住宅ローン、オートローン、カードローン等)など保証人となる個人の与信に関する質問がほとんどです。もしそこで嘘を言って借り入れをごまかしたりしても、信用調査への同意が必須で結局各金融機関に借り入れ状況を照合され結局バレてしまいます。出だしでウソをついたとなれば審査担当の信用が悪くなり全体の説明にもウソが含まれていると思われかねません。よく心に留めておいて正直にお話しください。
もし馴染みの金融機関があるようでしたら対策も含めて一度ご相談をお勧めします。
融資の内諾が出た後、事業所(実際に営業する店舗やオフィス)を必ず訪問にきます。これは、融資先の実態を確認する為で必ず行われます。JFCはそのようなことはありません。
全体としてJFCに比べ厳しくチェックされます。また、創業資金借入に関しもし法人であった場合JFCは事業主(社長)の連帯保証を選択制としていますが、 保証協会 は連帯保証必須となっています。
審査期間
融資審査の込み具合にもよるようですが、事業計画書や必要書類などを全て提出してから概ね1ヶ月は見ておいた方が無難です。新しい事業モデルでの創業(今までにない分野の料理、例えばブータン料理など)の場合は追加書類や追加ヒアリングがこの間ある場合があります。この時間を利用して、実際に資金を出す金融機関でも同じように事業の説明、事業計画の説明を行い行内の稟議を通してもらえば、 保証協会 の承認がおりたらすぐに融資実行となります。時間は有効に活用してください。