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簡単解説【 飲食店開業】ガス設備の考え方・チェック・容量アップ方法

飲食店開業のガス設備~はじめに~

飲食店を開業するうえで欠かすことのできない設備のひとつにガス設備があります。
昨今は電気を利用したIHヒーターも出ていますが、コストや火力の面でまだまだガスに及びません。
電気設備に関する参考記事

最近の居抜き物件では、全体の工事費用が安く抑えられるため余分な工事をして費用をかけさせる施工業者がいると聞きます。
基本をきちんと知って、安く飲食店がオープンできるようガス設備についてお話を致します。

居抜き店舗とは?飲食店の「居抜き」について意味をまとめました【業界人が語る】

飲食店のガス設備はそもそも誰のもの?

飲食店を開業するうえでガス管やガスメーターとその工事代は誰が支払うべきでしょうか。
もし工事を依頼して請求が出てきたら知識のないあなたは工事業者の言うままにお金を払ってしまうかもしれません。まずは下記をご覧ください。

「東京ガスとガス需要者であるあなたの飲食店の境は敷地境界線」と覚えてください。

道路からの引き込み工事も敷地境界線までは、東京ガスの負担です。

また、ガス使用量を計測するガスメーターもガス会社の持ち物で、もし交換するようなことがあっても費用は発生しません

参考実績: 敷地内から先一からガス配管工事をすると、よほどの距離がなければ35万~40万円程度の工事費ですみます。

一方、居抜きで店舗を改造する場合、ガス器具の設置場所の変更等であればせいぜい10万円程度の工事で済みます。(ガス管の盛替え工事のみ)

分譲マンションで開店する場合は次の記事もご覧ください。
「飲食店 を 区分所有マンション で開店する時の注意点」

飲食店開業時にガス設備(容量)が足らないと言われたら

不動産会社は、居抜き店舗に設置されているガス設備を見たまま伝えます。
例えば、ガスメーターは6号です、だとか10号だとか。実際このガスメーターの号数で利用可能な飲食業種を判断することが往々にしてあります。

例えば、目安として次のとおりです。

  • 4~6号=小料理、寿司、BAR、カフェ
  • 6~10号=居酒屋、洋食、和食(そば、うどん、天ぷら等)
  • 10~16号=イタリアン、フレンチ、ラーメン
  • 16号以上 中華料理

店舗開業希望の業種でこの通りであれば問題ないのですが、仮に6号のガス容量が必要な時に、3号のメーターが付いていたとします。知識のない場合、こうなります。

「この物件での開業はムリですね」だったり「ガス管の引き直しにお金がかかりますね」と。

ポイント:どれだけのガス容量が利用可能なのかは、メーターの号数ではなくそのメーターに繋がっている配管の径、つまり太さによって判断するのが正解なのです。

飲食店居抜き店舗 ガス設備(メーター) シミュレーション

飲食店居抜き店舗にガスメーター3号が附置されている場合。
普通だとスナック程度しか利用できないのですが、そこに繋がっているガス配管の径を調べたところ、25A=34mmのものであったとしましょう。
この場合、東京ガスにお願いすれば工事費用なしに6号にアップしてくれます。

つまり、小料理も寿司店も利用可能となるのです。

ガス配管の目安

  • 25A=34mm → 6号
  • 32A=42.7mm → 10号
  • 40A=48.6mm → 16号

ガスメーターは流れるガスの最大流量を制限するものです。
仮に太い径のパイプに小さなメーターが付いていたとしましょう。その号数に指定された以上のガスが流れるとシャットダウンされるだけなのです。
逆の細い径に流量の大きな号数のメーターが付いていたとすればガスメータの機能を果たさないということになります。

飲食店経営の業種ごとにメーター号数(ガス設備)の考え方

飲食店舗に必要なガス容量はどのように考えればよいのでしょうか。ここでは、だれでも簡単に必要容量を導き出せる方法をお教えします。

ガスを必用とする厨房機器の総和と号数の関係から考える

6号=6㎥/hを指します。都市ガス13A(東京ガス)は、1㎥=11,000Kcal

つまり、6×11,000=66,000Kcal となります。

次にお店で必要なガス器具の使用カロリーをカタログから調べます。

  • 3口コンロ 3,000Kcal×3本=9,000Kcal
  • 20型 給湯器=30,000Kcal
  • スチームコンベクション=10,000Kcal

合計=49,000Kcal<66,000Kcal

計算と判断は以上のように行います。

店舗経営で業種ごとに異なる必要カロリーを知る

ガスを使用する厨房機器で、ラーメン店の大きなズンドウ鍋を加熱するためのバーナーなどは、1口=27,000Kcal~45,000Kcal 必要です。

中華料理を作る場合の高カロリーバーナーは1口=65,000Kcalにもなります。

また、同じスチームコンベクションでも大きなものは30,000Kcalを越えるものもあります。

まずは、必要なカロリー数を算出しましょう。

飲食店開業時のガス設備に関して

少し大きめの 飲食店 をお考えの皆様にお願いです。ガスはガソリンなどと違いすぐに爆発するようなことはありません。しかし、扱いやメンテナンスを間違えると大事故につながる可能性を秘めています。

大口のガス使用者には以下のことが義務づけられていますので覚えておいてください。

「消費量120Kw以上のガスを使用する場合は、「火気を使用する等の届け出」が、また、350Kw以上の場合は、「消火設備の届け出」がそれぞれ所轄の消防署へ提出する義務がありますので注意してください。

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