飲食店 知らないと損をするプロパンガス利用法 ガス容量不足の解決法とは

Photo credit: Sig. via Visual hunt / <a href="http://creativecommons.org/licenses

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飲食店 知らないと損をするプロパンガス利用法 ガス容量不足の解決法とは

飲食店を開業、居抜きまたは店舗造作の時に、
想定しているガス器具に対して引き込まれているガスの容量が足りないと思われる場合があります。

10号は絶対必要などといろんなWEBサイトにアドバイスが出ていますが…

3号メーター

一般的に小料理店やスナック程度しか出来ないと言われております。

6号メーター

小規模の居酒屋、イタリアンレストラン

メーター号数だけでの判断は…

飲食店舗を開業の時、客席の数や出す料理も考えないうちにメーターの号数だけで判断するのは早計です。
ましてや、容量アップの為に工事代が高くつきそうだからとあきらめてしまうのはもっともったいないです。

既に、本サイト内の「飲食店舗物件の ガス容量不足 だった時に考えること」でその概要を書いておりますが、本編はその続編。実際に足りなくなった時の解決法を考えてみたいと思います。

飲食店 の経営で物理的に ガス容量 が足りない

「飲食店舗物件の ガス容量不足 だった時に考えること」では、ガスに代わる電気製品を中心にお話をいたしました。

街の声を聴きますと、ラーメン店やそば屋さんなどは大量に水を使用するだとか、スープの煮込みを長時間される業種につきましては、やはりガスを望む声が多数あります。

今回は都市ガスではなく、を不足分にあてることを考えゆきたいと思います。

プロパンガスは高いのでは?

プロパンガス

Eric Flexyourhead
Propane

プロパンガスが高く感じる理由

プロパンガス業者の設定している料金というのは、業界団体や国の価格統制などの影響を受けてこなかった為に非常にバラつきがあります。

もっと言えば、好き勝手に値段設定していると言っても過言ではないでしょう。

少し調べてみても基本料金は月額1,800円のところもあれば、0円という会社も存在します。1㎥の単価も@500円以上というところもあれば@300円というところもあります。
もし、携帯電話やガソリンスタンドで同じようなことが起こっていたなら世間は大混乱をきたすことでしょう。

プロパンガス業界はそれほど不透明な業界なのです。

プロパンガスに関わる設備工事費に注意

さらにこの不透明さに拍車をかけているのが、プロパンガスを居室内に引き込む設備工事費の負担にあります。
都市ガスでは敷地境界線を境に工事の負担区分が明確に分かれていますが、プロパンガス業者はその工事代を無償と称して、工事を行い基本料金や使用したプロパンガスの従量金額に上乗せをしているのです。

この上乗せ分は工事費が回収された後も延々と続き、プロパン業者の美味しい収入源となっているばかりか、基本料金や従量料金の高さから別のプロパン業者に乗り換えようとした際に法外な違約金を請求される根拠とされ裁判にまで至る事例も数多く聞きます。

ここまでプロパンガスのことを知ることで、
初めて飲食店でプロパンガスをどのように使うの
かという考えるに移ることができるのです。

2017年4月 飲食店舗 ガス自由化 を考える

飲食店開業で プロパンガスをうまく利用するには

次に都市ガスとの違いを見てみましょう。

都市ガス1㎥の単価とプロパンガス1㎥の単価を単純に比較するのはちょっと乱暴です。なぜなら1㎥の熱量=カロリーが異なるからです。
分かりやすく言えば、1リットルの水を沸かすのに要する時間が異なりますので、使用する立米も異なるのです。

(2)従量単価の比較(1㎥)

都市ガス13A@125.92円  VS.  プロパンガス@350円

2.7倍もの価格差があります

(1)熱量の比較(1㎥)

都市ガス45MJ   VS.  プロパンガス100MJ    ( MJ=メガジュール )

プロパンガスの方が同じ体積でも2.2倍の熱量を持っています。

(1)と(2)を調整すると下記の通りです。

都市ガス125.92円×2.2倍=277.02円

仮にプロパンガス @350円 だとすると1.26倍です。

@300円 だとすると1.08倍です。

交渉次第ではほぼ同額水準です。

プロパンガス利用で気をつけるポイント

ここで気を付けるポイントは、
最初に従量単価を安く設定し、後で値上げをしてくる業者がいるそうです。
値上げに際して合理的な理由を示すよう契約時に確認をしておく必要があるでしょう。

プロパンガスボンベの設置について

「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施行規則」の第18条に定めがあります。

イ.充てん容器等(内容積が二十リットル以上のものに限る。以下イにおいて同じ。)には、当該容器を置く位置から二メートル以内にある火気をさえぎる措置を講 じ、かつ、屋外に置くこと。ただし、屋外に置くことが著しく困難な場合(告示で定める場合に限る。)において、充てん容器等及びこれらの附属品から漏えいした液化石油ガスが屋内に滞留しないような措置を講じ、かつ、漏えいした液化石油ガスが火気に触れないような措置を講じたときは、屋内に置くことができる。

要約すると次の通りです。

  • 火気からは2メートを越える距離を置く
  • 火気から2メートル以内は隔絶壁で仕切る
  • 基本は屋外に置く
  • 例外的に屋内にも置ける

弊社では以前、10階の屋外ベランダにプロパンガスボンベを設置したことがあります。
意外と諦めていた場所でもおける可能性があります。諦めないで所轄の消防署に相談してみましょう。

飲食店舗 ガス容量不足 解決法のまとめ

最近は、プロパン業界の足並みがそろわないことをいいことに、思い切った値引きをする業者も登場しています。
もっとも後から値上げが待っているかもしれませんが。

また、消費者センターと称する団体がプロパン業者の紹介や価格保証等をうたっています。
いろんな声に惑わされずに、
ご自身が飲食店舗を開業するエリアでデリバリーを行う業者に見積もりを取り、
ご自身で、これまであげたポイントについて確認されることが一番だと思います。
納得のゆくまで交渉なさってください。

設備 知っ得【 飲食店開業 ガス設備 編】

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