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飲食店が行う夏の台風対策(台風のまとめ)
大型で速度の遅い台風が日本列島を縦断して行こうとしています。このところ台風以外での局所的な豪雨に見舞われ日本中が浸水や雨による土砂崩れの危機にさらされています。毎日のようにどこかで発生するこういった自然災害が当たり前になっていないでしょうか。人は離れた場所で起きた自然災害をどこかよそ事として思いがちですが、いまやどこでも起こりうるリスクとして普段から備えておくべきでしょう。
今回は、これまで店サポで公開した記事の中から、ハード面、ソフト面そして保険の見地から書かれたものをまとめ記事としてリリース致します。都心部は大丈夫ということではなく、都市の排水計画は1時間の雨量を最大50mmと設定しています。当然これを超える雨が降ればテレビのなかと同じ状態になると考えて下さい。
飲食店のハード面から台風対策をする
太平洋高気圧の勢力が弱いことや赤道付近の海水の温度がその遠因であるとの報道がなされていますが、梅雨がもう一度来たようでスッキリしない夏となっています。今週関東に強い勢力の台風が上陸するかもしれないとTVでは注意を呼びかけています。そんな折、飲食店の営業時間と台風の通過が重なったとしたらと考えると準備すべきことがいくつも見えてきます。
・ゴミ容器
・看板
・窓枠の雨漏れ
・エアコン
・排水枡、グレーチング
これらについての対策は以下の記事へアクセス
飲食店のソフト・サービス面から台風対策をする
最近の台風情報のあり方にも原因があるのかもしれませんが、事前に警戒や注意を促す情報が頻繁に発信されるようになりました。その為早めに帰宅を決め込む企業や個人の方が増えたように思います。首都圏の鉄道もリスク回避の為簡単に運転見合わせをするようになっています。何れにせよ、台風接近と共に夜のにぎわいがそがれているようで残念です。
ランチも含め飲食店にとって厄介な存在である台風。発想を変えて台風を味方につけることで集客、売上アップに繋げられないか今回は考えて見たいと思います。
・貸し傘
・台風割引
・営業時間の延長(帰宅難民を始発まで留めるサービス)
SNSで武勇伝を披露したいような元気な皆さんにとって、台風が来た日に特別なサービスをする飲食店があると知れば行ってみようかとなるハズです。また、店頭では台風特別割引や台風退避場所として朝までいられることを告知しましょう。さらには、アカウントがあればTwitterでの割引つぶやきにLine@での割引招待など出来ることはたくさんあります。
詳しくは、以下の記事にアクセス
飲食店が入るべき保険で台風対策をする
飲食店などの事業所に係わる保険は、一般の住宅保険などと違い、建物の構造、広さ、そして支払補償額によって掛金が異なります。元々が火災保険ですのでコンクリート造より木造の方が高くなります。営業面積が広くなればその分高くなりますし当然支払補償金額が高額になればなるほど掛金も上がります。またオプションが増えればその分掛金も増しますが、今回紹介した保険は年間にすれば10万円近いものですが月々にすれば数千円程度です。ことが起こってから後悔しないように別のところを少々切り詰めてでも検討されることをお薦めします。
・火災保険(損害賠償保険の基本)
・賠償責任等補償特約
・休業損害補償
・借家人賠償責任特約
・生産物補償
詳しくは以下の記事にアクセス
台風、ゲリラ豪雨の際、店先に押し寄せる雨水。ほうきやちり取りで一生懸命かきだす光景が映し出されています。また、いくつもの土のうを積んで浸水を防ぐ光景もお馴染みです。ただこの土のう袋は安く手に入るのですが、肝心の中身である土が問題です。都心ではなかなか手に入りません。この問題を解決してくれる緊急簡易土のうというものが売り出されています。袋の中の素材が水を吸うことで土のう代わりになるという優れものです。ちょうど紙おむつの原理を応用したもののようですが、かさばらずにストックしておけることを考えると常備しておくべきアイテムかもしれません。
参考: 「水で膨らむ簡易土のう」