飲食店 忘年会でリピート客をつくる6つのアイデア

Photo credit: arty822 on Visualhunt.com

飲食店 忘年会でリピート客をつくる6つのアイデア

とある有名マーケット会社が運営するバルにお邪魔した時のことです。注文した料理が一向に出てきません。催促をするとこんな返事が返ってきました。

今日は団体が入っているので申し訳ありません。

ちょっとびっくりしました。

もしお店に入る時にその情報があったならどうしたかなと考えてしまいます。それでも食べたい料理があるなら入店するでしょうし、待たされるぐらいならセカンドチョイスを考えるでしょう。そこは店側のホスピタリティーが試される場面ではないでしょうか。正直に言ってもらったほうがまた来ようという気になります。待たされて不愉快な思いをしてしまったあとで果たしてまた来ようと思うかどうか。

この手の会話は、お店のオーナーやご主人には見えづらい部分なのではないでしょうか。ハロウィンが終わってさて年末の忘年会準備だとお考えのお店も多いと思います。これからお店をオープンされようと準備している皆さんにも参考になる忘年会シーズンにリピーターづくりのアイデアを今回は考えて見たいと思います。

飲食店 スタッフの身だしなみ 6つのポイントで売上アップの繁盛店 

1.幹事が喜ぶPDFとは

忘年会にはいろんな集まりがあります。同じ職場、町内の集まり、同窓会のような集まり。同じ場所にいる者同士ばかりではなく、離れた場所から一堂に会することの方が多いのではないでしょうか。となれば幹事役の方は大変です。そんな幹事さんの苦労を少しでも助けてあげられるのがお店に来ていただく為の案内状です。

最近ではグルメサイトのURLを張り付けたメールなどを送って終わりという方も聞きますが、会社の行事や年齢が異なる皆さんの集まりとなるとあまり簡単すぎるのは失礼に当たります。ましてや初めての街、初めてのお店となれば道に迷うこともあるでしょうし、近くまで来てはいるけど店が発見できないといった経験はご自身でもおありではないでしょうか。そこは店に来られるお客様が一番まよわれるポイントを知るお店側で案内図を作ってあげるのが実は気の利いたサービスなのです。

グルメサイトは店の内部写真ばかりで外観が分からず店を見つけられないという方が多いものです。お店の正面から撮った写真は意外と喜ばれます。

2.人数調整

幹事さんが一番悩むのが当日の人数です。突然来られなくなる人はどの集まりにも一人や二人はいらっしゃるものです。もし10名で予約していて当日8名になったとします。お店からは10名分の請求が来るとすると一人当たりの参加費が20%も高くなる計算です。会費が5,000円だとすると6,000円に跳ね上がります。頭が痛いですね。

お店側でも参加人数の10%程度の増減(増える分にはOKなお店がほとんどですが)は対応できるようメニューや料理の出し方に工夫されてはいかがでしょうか。

一人に一皿ずつの給仕方法だと盛り付けや席まで運ぶ際に大変な労力がかかります。最近は大皿に4人前ずつに盛り付けた料理をシェアする方法が主流のようです。最後のデザート以外はこの方法で何とか乗り切れるものです。デザートは日持ちがしますので当日のキャンセル分は翌日以降に提供できます。このちょっとした工夫が幹事さんを助けるばかりか、当日もアレンジが効くお店として認識されリピーターは確実に増えます。

飲食店 突然の予約キャンセル ドタキャンを防ぐ対策を考える

3.両替用のお札や硬貨の準備

忘年会の会費は最初か最後に徴収というのが相場です。会費が4,000円の集まりに参加者全員が1万円札でお釣りが必要となったらどうしますか。幹事を経験したことがある方ならお判りだと思いますが結構大変です。社内であれば後日清算という手が使えますが、その日を逃すと次に会うのが1年後という方も中にはいて結構頭の痛い問題です。

この解決策はお店側が両替用の小銭を予め用意しておくことで即解決です。意外とポイントが高いサービスだと思います。

4.ゲームの景品を提供する

忘年会にゲームは付きものです。ビンゴゲームなどのように参加者に出来るだけ商品が行き渡るゲームが定番です。もし事前にゲームをやることが分かっていれば、お店からも「特別賞」を出させてくださいと言えば幹事さんは大喜びです。なにも難しいことではありません、お店で使える金券や飲み物が割引になるクーポンなどで十分です。立派にリピーター作りに役立ちます。

5.パーティーグッズの無料貸出

ドン・キホーテなどで売られている仮装グッズのなかでも幹事さんや司会の方が斜めに掛けるタスキや大きな蝶ネクタイなど買うには勿体ないけどあるとウケるだろうと思えるものを店側で用意します。希望をする幹事さんには無料で貸し出すといいでしょう。(金額もあまり高くはありませんし)

6.トイレを清潔に保つ

忘年会など宴会シーズンで飲食店側が一番気をつけなければいけないのが「トイレ」です。皆さん普段より量をのまれるものですから当然トイレを利用する頻度は高くなります。大勢の人が詰めかけますのでトイレ渋滞が頻繁に起こります。男性のトイレでいえば手を拭くペーパーが屑籠から溢れていたり、小便器の床が滴で濡れているのをみると酔いも醒めるものです。女性のトイレをのぞき込んだことはありませんが、お化粧直しをしたり用を足すだけではないので蛇口付近が飛び散った水で濡れていたり、鏡が汚れているだとかが多いようです。

猫の手も借りたいほど忙しい時期ですが、時間を決めて必ずチェックするようにしたいですね。特に女性はトイレの汚れているお店を敬遠するというアンケート結果が出ています。ここは重要な部分ですので必ず行ってください。

繁盛する飲食店は知っている きれいなトイレは集客できる

とある飲食店で、20人を越える大人数の忘年会で苦労することは何ですかと伺ったことがあります。そのお店では、最初の飲み物が重要と言っていました。つまり乾杯用の飲み物の事です。ドリンクコーナーで作り置きできない生ビールのジョッキや最近はバリエーションの増えたサワー類などが原因で飲み物をすべて用意するのに時間がかかってしまい幹事さんからダメ出しを受けることがあるそうです。昔の様に最初からビンビールが置かれていて栓を抜いてコップに注ぐだけでハイ乾杯とはいかないようです。

あるTV番組でそのことを解決した居酒屋さんが取り上げられていました。乾杯用のお酒は無料にする代わりに瓶ビールかウイスキーハイボウルのみといったサービスをしているとのことです。短時間でグラスが用意できることとお店側ではビールよりハイボウルの方が原価率が低い様で一石二鳥のアイデアです。

忘年会はいわば空間貸しサービスのようなものです。利用するお店が安くて美味しいに越したことはありませんが、気持ちよく寛いでもらえる場所を提供することが一番重要です。例えば、室内履きを常に整頓しているお店や店員がちょくちょく御用聞きに顔を出すお店は必ず評価されます。これからのシーズン基本に立ち返って、お客様が喜ぶホスピタリティーについてお店に関わる経営者、コック、アルバイト全員で話してみてはいかがでしょうか。意外な気づきや発見があるはずです。結果リピーターづくりにつながるのです。

飲食店 売上アップは小さなサービスの積み重ねから

  • このエントリーをはてなブックマークに追加