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プロの調理器具を飲食店が揃えるなら「合羽橋道具街」と「ネット通販」どちらがお得?

飲食店-合羽橋-ネット通販

noah1974 @ Pixabay

都内で飲食店経営に携わる方で合羽橋道具街に行ったことがない方はまずいらっしゃらないと思います。世界でも稀有な街と称される合羽橋道具街、この街の魅力を語るWEBサイトは数、質ともに充実しておりここで改めてお話しするまでもないかと思います。

一方最近はパソコンやスマートフォンでプロユースの調理器具がECサイトで簡単に買えるようになりました。いわゆるネット通販です。

今回は、手軽さのネット通販と実店舗ならではの魅力をプロユースの道具たちで比較して考えてみたいと思います。

飲食店の皆さんから声を聞きました

道具街をこよなく愛するリピーターから聞こえてくる街の魅力をご紹介します。

飲食店を開業する際に道具街で買いそろえたお皿やプレート、どうしても年と共に割れて数が足りなくなります。そんな時にありがたいのが昔からある老舗道具屋さんたちです。当時買いそろえたお店は今でも元気に営業しています。

しかし問題はここからです。

お店のオープン時にあわせて買い揃えた食器類などはどうしても愛着があります。できれば同じ製品でまた数を揃えたいと考えるものです。しかし何年も経ってしまうと製品を作っていたメーカーが製造を中止していたり、そもそもメーカー自体が倒産して存在しないケースがこのところ見受けられます。そんな時老舗の道具屋さんは手を尽くして在庫がどこかにないか親身になって探してくれます。とてもありがたい存在です。

ネット通販はそういう訳にはいきません。在庫限り、無くなり次第終了となります。似た物であれば、無数の商品群の中から選ぶことは出来るでしょう。ただ、最近は海外で作られたものも多く実際に手にしてみるとイメージと違っていたと言うことをよく耳にします。

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合羽橋のお店で聞いた話

コロナ禍の前までは、海外からのインバウンド客が増え観光名所のひとつとなっている道具街、現地の声を聴いてみるとプロユースのお店が多いせいか爆買いとまではいかないようです。売れ筋は寿司などの食品サンプルなどがお土産としてよく出るそうです。日本の技術は相当高く外国人は一様に驚いて買っていかれるとのことです。

そんな道具街で安定して売れているものがもう一つあります。それは「包丁」です。世界を見渡すとヘンケルやゾーリンゲンを擁するドイツと日本の技術を比較しても引けを取りません。また、目的にあわせてカスタマイズしてあるのも日本の包丁の大きな特徴です。そんな優れた道具を海外の人達が無関心でいられるはずがありません。

ところが、価格的にリーズナブルなせいか日本以外で作られた偽物と勘繰る観光客も多いとか。日本人と違って銘が入っているだけでは真偽の区別がつかない外国観光客に向けてわざわざ箱に「Made in Japan」と最近は入れているそうです。

包丁はその大きさ(刃渡り)に姿、形が重要なポイントとなるのですが、それだけで包丁を選ぶとすれば価格的に通販に実店舗は勝てません。ところが、決め手は手に握った時の重さ、バランスだと皆さん声を揃えて仰います。その切れ味は疑う余地もなければ、あとは自分の好きな重みであることが使い続けても疲れない大きな要素だそうです。この感覚は実際に現物を手にしてみないと分からないところだけにここでも道具街に軍配が上がります。

買って終わりではない!メンテナンスの充実も重要

手になじんだ道具は何年も使い続けたいと料理をする人は思うはずです。でも毎日使い続けることで不具合も出てきます。鍋の底が波打ったり、取手がもげそうになった大型のズンドウ鍋や長年使い込んで刃こぼれを起こした包丁などがその最たるものです。通販の様に売って終わりではなく、シッカリと購入後のメンテナンスを引き受けてくれるのが道具街の一番良いところかもしれません。街のど真ん中に包丁を研いでくれる店があるのが象徴的です。

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ネット通販の一番の魅力はどこ

個人と違ってプロの目にかなう道具はなかなか通販とフィットしないように思えますが、消耗品などメーカーや品番が分かっているものはわざわざ出かけることもなくネットから注文した方が便利です。道具街は平日の閉店が早く日中に行けないと買えません。日曜は大抵のお店がお休みです。それを考えると急に必要となった道具や何かのイベントで急に必要となるものは好きな時に注文できて、早ければ翌日届くネット通販に軍配が上がります。

~まとめ~道具街とネット通販の魅力の違い

道具街の店舗をいくつか尋ねるとあることに気が付きます。包丁や鍋の専門店つまりブティックがあるかと思えば総合的な品ぞろえのハウスもあります。このハウス、実はセレクトショップなのです。そのお店のポリシーが品ぞろえに反映されています。そしてお店の一押しはディスプレイに現れます。同じフライパンでもこのメーカーのこの道具が使いやすくて長く使える商品だと判断すれば、数ある種類の中でそれだけを扱うお店となります。品揃えの多さを誇るのではなくいい物だけを扱うというポリシーがそこにはあります。

買う側からすると、服を買う時と同じで、お店に入った時に自分の感覚に合っているかどうかも道具街にあるお店の魅了です。もっとも、いろいろなものが目に入ってくるだけに、こんなものまであるのかと感心しながらも余計なものまで買ってしまう魔力があります。

それに対しネット通販は、ディスプレイに制限がない分、品ぞろえの数で勝負といったところです。例えば、モノタロウに代表されるプロユースこだわりの道具類はネットならではの品ぞろえです。また、道具街で買うワンロットが個人店には数が多すぎるといった要望に対しても小分けで答えてくれるのもネット通販ならではのうれしいサービスの一つです。

このように、道具街もネット通販もそれぞれメリット、デメリットがあり、どちらか一方が生き残って行くと言うものでもないようです。目的に応じて使い分けて行くのが賢い付き合い方だと思います。その意味では、さらに住み分けが進んで今以上に便利になればユーザーとしてはありがたい限りです。

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