飲食店 中古厨房機器売買の実態 現場で起きていることとは

厨房

Photographer: Jordan Whitt

飲食店 中古厨房機器売買の実態 現場で起きていることとは

飲食店の中で一番高額なものと言えば 厨房機器 が思い浮かびます。

お店をオープンさせるにも、お店を移転、閉店させる時にも必ずもち上がるのが、 厨房機器類の存在です。安く手に入らないものか、もしくは高く売れないものか一度は考えるはずです。最近は中古の厨房機器を買取りや販売をしているお店も増え実際に足を運ばれた方もいらっしゃるハズです。そこで感じるのは、その値段がいったい安いのか高いのか判断に迷うことでしょう。たぶん中古厨房機器の流通について知識を持ち合わせないことが判断に迷うことの原因だと思います。

厨房機器を買う、売る現場では思いもかけない事態に遭遇します。例えば、小さな飲食店の場合、冷凍冷蔵庫などの大型厨房機器を厨房に入れるにしても出すにしても、まずカウンターを壊さないと出し入れできないという場合があります。また、売却の際に聞くお話しとして、買取価格のあまりの低さにショックを受けると言います。意外と知られていない厨房機器の購入、売却の実態について今回は考えたいと思います。

売却をする。(買取り業者の実態)

試しにインターネットの検索サイトで「 厨房機器 買取 」と入力すると実に170万件以上のヒット数が出ます。相当な数の会社が買取をしているのが分かります。商売としてみた場合、商品が潤沢にあってそれを必要としているニーズも数多く存在していなければこれほどの会社がひしめきあってないはずです。その割に取り業者と実際に交渉した経験をお持ちの方は少数派です。耐久消費財である厨房機器はあまり売ったり買ったりを繰り返すものではないからでしょう。

この厨房機器を買取る会社は厳密には二種類存在します。実際に買い取る会社と買取会社とお客様を仲介する会社です。仲介といっても表向きは買取会社を名乗っていますので区別することは難しいのですが、直接の買取会社の査定に比べ仲介会社は彼らのマージンが含まれますので、その分買取価格が安くなります。

知っ得 飲食店の内装・設備・厨房機器一括売買の落とし穴

厨房機器買取現場

大型冷凍冷蔵庫を新品で買えば100万円以上はします。感覚的には車を新車で買うのと同じ負担感です。もし車を新車で購入して半年で手放すことになった場合、売却価格は新車の7割ぐらいの価格で売れるものです。ところが、厨房機器となると同じ耐久財でも販売価格は極端に安くなります。驚くことに新品価格の10分の1程度までになってしまいます。複数年使用したものだと5万円程度の値段しかつきません。

この値段よく聞けば、厨房機器を厨房から運び出す人の手間、輸送費などの経費が別途かかるからなのです。10年以上使ってきた 厨房機器の場合ですと、現役で十分使えるものでも運び出すお金を差し引くと手元に残るお金はほぼ0円になってしまうといいます。

厨房機器の買取り現場ではよくある話のようですが、なんの知識もなく突然その価格を告げられたとすれば驚くというよりも困惑してしまいます。

中古 厨房機器 を買う

買取り業者は買取った後商品をどうしているのでしょうか?使用年数の浅いものは手直しをして中古市場に出されます。新品価格の6割程度ですので買取り価格の約6倍の値段が付くことになります。それ以外の物は、スクラップとなりリサイクルされてゆきます。

厨房機器 を買うもう一つの選択肢にネットオークションがあります。入札のタイミング次第では、中古厨房機器を店頭販売する実店舗に比べ相当安く買い求めることも可能です。実はこのネットオークションあまり知られていない大きな落とし穴があります。それは運搬方法に潜んでいます。

通常 厨房機器 を業者から買うと厨房内に設置までしてくれます。つまり販売価格は運搬設置料込みと言う訳です。ただ、競争が激しい分少しでも安く見せる為に運搬費別途になっている場合も見受けられます。購入時に必ず確認してください。これに対し、ネットオークションのほとんどは軒先渡し、つまり飲食店の入り口までの搬送が一般的です。これはどういうことかというと、厨房への運び込みや設置は自分たちで行うか誰か人雇ってこないと設置できないということです。もし専門業者に頼むとすると人工代は1人あたり2万円、2人で4万円の出費となります。折角オークションで安く買っても終わってみれば逆に高くついたという話も聞きます。オークションは引き渡し方法を確認してから入札するようにしましょう。

もう一つ中古販売店とオークションの違いがあります。

それは動作保証です。一般的に中古品の保証期間というものはお店よって異なります。年式や前所有者の使用期間では全くつかないものがあったり、ちゃんと整備して一定期間動作を保証するものもあります。ところが、オークションで買ったものはまったく保証がないどころか、専門の運送業者ではないところで運ばれてくるため確実に作動するとは限りません。一般家庭でも一度引越しを経験した冷蔵庫は壊れやすいと言いますが、業務用の大型冷蔵庫も御多分に漏れず冷媒ガスが漏れたり、冷媒管が移動により詰りをおこしうまく冷えないなどトラブルを起こすと言います。

ネットで入札する時点では動作が確認されていたものでも到着時に壊れていたということは多く、もしそうなってもお金は返ってきません。そのあたりのリスクは高いと言わざるを得ません。

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まとめ

厨房機器 を新品で揃えられるに越したことはないのですが、予算の都合上中古を選択することもあります。有名メーカー以外にも 厨房機器 を出しているメーカーは多数あります。最近では中国製の厨房機器が安く入るようになっており検討の余地はあると思います。気を付ける点は、故障時の修理です。一度故障をすれば食材がダメになったり、最悪お店を開けない事態になりかねません。有名メーカー以外の製品を購入する場合はその点を事前に確認する必要があります。

以前無名メーカーと大手中古販売会社で提携関係にあったのですが、中古販売会社の価格より安く売れないとの理由で早々に提携を解消したと聞いたことがあります。つまりこういうことだと思います。これほどのニーズがあるのに世間で名の知れているブランドの数が少なく、安くていい商品を作るメーカーがその陰に隠れているようです。修理やメンテナンスを考えると致し方ないようにも思いますが、今後このあたりの問題が解消されれば、家電製品と同じように 厨房機器 でもジェネリック製品がどんどん世に出てくるものと思われます。

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