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飲食店にショップカードが必要な理由と作り方の大事なポイント

飲食店-ショップカード

Photo credit: TomenoNaoki on Visualhunt.com

ショップカードが一般的になったのは何時のころからだったでしょうか。

受動喫煙防止が叫ばれる前の昭和の時代、ショップカードはなかったように記憶しています。そのかわり紙マッチやマッチ箱が同じ役目を果たしていました。もちろん当時は携帯電話もインターネットもない時代のことですから口コミレベルでしかありませんが、その実用性よりも人の目を引く目的でデザイン性が高く凝ったものが多かったように思います。

すぐに携帯電話で検索できる今と違いその出来栄えのクオリティーがそのまま飲食店のクオィティーを伝える手段となっていました。

さて、時代は移りマッチを置く店など皆無に等しい現在、禁煙の飲食店が増えている訳ですから無理もありまが、ショップカードはマッチの時代と違い多くの情報を盛り込むことが出来ます。

名刺サイズであるという制限はありますが、いかに効率よく飲食店の売上に貢献できるものが作れるかポイントをおさえて考えて見たいと思います。

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Contents

そもそも飲食店にショップカードは必要か

スマートホンが普及し飲食店探しはグルメサイトの時代となった今、紙媒体のショップカードは果たして必要なのでしょうか。

例えばショップカードがコンビニや本屋さんに並べてあって、そこで手に取った人がお店を訪れるというシステムなら大いに重要性を感じるところだと思いますが、基本は、何らかのきっかけがありお店を訪れた人が持ち帰るものです。じゃあなんの為に存在するのか疑問が沸いてきます。

  1. 一度訪れたお店を思い出してもらうためのツール
  2. 友人、知人に薦める時に役立つツール

一度行ったことのあるお店でも名前を忘れてしまったという経験はありませんか。人は場所と食べた料理の記憶は何時までも鮮明にあるのですが、固有名詞となると3日もすれば忘れてしまうものです。

また、以前のマッチ同様ステキなデザインであったりするとなかなかすぐに捨てられません。ちょっとどこかに仮置きしたものが何かの拍子に出てきて、そういえば最近行ってないなと思い出すきっかけになります。

先日ショップカードマニアという方とお会いして話を伺ったところ面白い整理方法を教えてくれました。

何枚もたまるショップカードは名刺の様に整理していてもすぐに溜まってしまい、いざお店に伺おうと思い立ってもスマートホンで探す方が早いと言います。ところがその彼はショップカードを写真にとり無料名刺管理アプリで管理しているそうです。

場所や業種の別を入力しておけば目的のお店をすぐに見つけられるとのことでした。参考になります。

ご自身の利用目的でも活躍するショップカードは、他人にお店を薦める際や会社で貸し切りをする際の予約にも活躍します。

名刺サイズの紙をサッと渡すだけですし、先程の様に画像になっていればスマホ同士でデータの交換も簡単です。いいコミュニケーションツールとなります。

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ショップカードをつくる時の大事なポイント

実際にショップカードにはどのような情報や機能が必用なのか整理したいと思います。

  • 営業情報 :電話番号、HPのURL、メールアドレス、営業時間、定休日
  • 位置情報 :住所、最寄り駅、徒歩の時間、地図
  • コンテンツ:お店のコンセプト、推薦メニュー、価格帯、特典

ここであげた内容はショップカードとして利用いただける最低限の情報です。このほかには、お店側から一度訪れて頂いたお客様に向けて情報が出せるツールとして人気の「Line at」を利用いただく為のQRコードを印刷するのも手軽でいいアイデアだと思います。

同じようにリピーターとなっていただく為の工夫が、一方の面をポイントカードの様なものにして次回来店時の特典などが記載されているのもいいと思います。

いくつものアイデアがあり限られた紙面では表現しきれないことと思います。逆転の表現方法で、高級店程シンプルなショップカードを作成する傾向にあります。紙質とお店のロゴサインだけで後は簡単な地図と住所、電話番号のみというのも意外と印象に残るショップカードになります。

どこで作ってくれるのか

パソコンとプリンターがあれば後は名刺用の用紙を購入すればだれでも作れます。ラベルを作る専用ソフトを買ってくれば、豊富なサンプルがついてきます。テレビのCMでも流れているような格安印刷を請け負うネットショップも検索すれば相当な数出てきますし、パソコンからデザインを指定すれば2~3日で送られてきます。

凝ったデザインや高い紙を使用しなければ100枚で100円前後というものから高くても1,000円までで作ることは可能のようです。いくつか比較検討してみて下さい。

以前の様にデザイン工房でお願いして5万円も10万円もかかるという時代ではありませんが、お店のコンセプトをロゴサインで表したいと言うのであればデザイナーがいるような工房を見つけて発注されることをお薦めします。

~まとめ~

都内でフレンチレストランを経営するオーナーシェフは面白い取り組みをしてらっしゃいます。入口付近の壁際に20店舗近い飲食店のショップカードを並べています。

その訳を伺ったところすべてお知り合いのお店仲間のショップカードだそうです。そこで紹介されているお店は味も価格も申し分ないお店ばかりで、スマートホンでお店を探して食べに行くぐらいなら絶対この中のお店のどれかに行った方が間違いないと太鼓判を押しています。

確かに同じプロ同士が認めた品質保証のような意味合いが含まれています。場所と業態だけで飲食店を探すグルメサイトとは違い本当に美味しいものをリーズナブルに食べたいと思うのならこういうお店同士の推薦サイトがあれば利用したいものです。

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