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飲食店で効果の出るゴキブリ対策「6つの予防策と駆除方法」

飲食店-ゴキブリ-対策

Photo by Assorti

今年はGWごろから急に気温が上がり始めています。あっという間に梅雨と暑く湿気の多い夏の到来です。暑さ本番ともなれば蚊にハエ、ゴキブリの活動時期でもあります。

飲食店で見かける時ほど気分の悪いものはありません。そればかりかゴキブリはいくつもの菌の媒介役をしており、お店のイメージダウン以上に食中毒リスクを高めることとなります。

これまでゴキブリ対策にお金をかけてきたが一向に効果が出ない、しばらくは姿を見なくなったと思っていてもすぐに出てくるとお嘆きの飲食店経営者の方に、今回はその理由を知り今後の対策にお役立ていただきたいと思います。

特にお読み頂きたいのはこれから飲食店を始める予定の皆様です。オープン時にきちっと処置をすればかなりの確率でゴキブリをシャットアウトできることが分かっています。是非参考になさってください。

敵を知る!まずはゴキブリの生態から

彼らの先祖は3億4000年もの前から生息していたことが分かっています。現在全昆虫のなかでの割合は1%と見られていますが、その当時全昆虫の4割がゴキブリだったと結論付ける学者もおり、もしそれが本当なら地球はゴキブリの星だったと言えそうです。さて今日世界に4000種あまりいるといわれるゴキブリのなかで我々がよく目にする種類はおおむね4種、とりわけ飲食店では「チャバネゴキブリ」(小さくて薄茶色のヤツ)が最大の繁殖種です。

  • 行 動:夜行性、昼間人間から隠れることで種の保存を図っている
  • 環 境:25℃から30℃の暗くて温かい湿った場所が好み。逆に20℃以下では繁殖できないこともある(チャバネゴキブリ)
  • 好 物:仲間のフェロモン、玉ねぎ、ニラ、ニンニクなどのネギ類、干しエビ、煮干し、アンモニア臭、ゴミなどの腐敗臭
  • 苦 手:レモンの匂い、スパイス類、ハッカ、甘い花の匂い
  • 生 死:チャバネゴキブリの場合、メスは一生に3~4回卵を産みます。1回につき 40~48匹、20日間程で孵化し幼虫となります。その後2ヶ月ほどで成虫となるのです。

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飲食店の新規開店時に注意すべき6つのポイント

ポイントはただ一つ。

ゴキブリの侵入口をふさぐ

これにつきます。

ゴキブリは店内や厨房を清潔に保っていればいなくなると言うようなあまいものではありません。どれだけ清潔にしていても調理の際に飛ぶ料理カスや油、排水口にこびりついた汚れなどで十分繁殖できるほどの生命力です。ですから室内に招き入れてしまったらアウトです。

しかし別の言い方をすれば、侵入させなければ大丈夫だと言えます。チャプターのタイトルに「新規開店」としたのは、店内にまだゴキブリがいない想定で以下の作業を進めればゴキブリの侵入を食い止められるからです。発想を変えて退治をするのではなく繁殖させないところからのスタートです。

 窓

窓を開け放っていると食材や腐敗臭に誘われてゴキブリは侵入してきます。解放厳禁です。また、網戸がはまっていても裂け目や建てつけがわるく隙間がある場合は網戸の補修と隙間テープなどで気密性を高めましょう。

 換気扇

意外と盲点なのがこの換気扇。厨房やトイレ、客室などにタイプの違うものが付いています。外部に開閉式の蓋が付いているタイプや風よけのフードが付いているだけのものもあります。ゴキブリは、1.5mmの隙間があれば侵入してくるといいます。網の目の細かいネットを外構側にカバーするか24時間ファンを回す必要があります。

 スリーブ

店舗内と外部をつなぐ配管用の穴の事のことです。

  • 蛇口の繋がっている上水道管
  • トイレなどが繋がっている下水道管
  • シンクの雑排水管
  • エアコンの冷媒管

などが室内壁を貫通して外部に繋がっています。そのわずかな隙間からゴキブリは侵入してきます。コンクリートを掘削して穴が開けてある場合が多いので隙間をパテで埋め侵入口を塞ぎましょう。

スリーブで忘れがちなのが外気取り込み口です。室内では煙や臭いなどが換気により外へ出しやすくするために新鮮な外気を取り入れなければなりません。その空気を取り入れる為にあるのが外気取り込み口です。ここにも外構部分に網目の細かいネットカバーしましょう。

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 クラック(ひび割れ)に電話配線

一戸建てや賃貸ビルの一室など経年によるひび割れなどが生じている場合があります。小さなひび割れも見過ごさずシリコンやパテなどを用い塞ぐようにしましょう。また、固定電話線・メタル回線の引き入れ口なども侵入口となりますのでテープでふさいでおかれることをお薦めします。

 排水管のトラップ

ゴキブリは排水管の中を通って排水口から店舗内に侵入してきます。

例えば、トイレのクローゼットの中に水が溜まっている状態が封水といって下水管の臭いとゴキブリなどの害虫の侵入を防いでくれています。同様にシンクの雑排水を流す排水管にはU字管のようなトラップ付きの物を間に繋ぐようにしましょう。ご自身でおやりになっても本体とボンドで5,000円程で出来上がりです。安い投資だと思います。

 店舗出入口(通用口)

一番侵入の危険がある出入口はある意味防ぎようがないのですが、最近は優れものが出ております。ゴキブリを寄せ付けない薬品加工を施した玄関マットです。更には、ゴキブリが嫌いな臭いを発するハーブ由来の薬剤を入り口付近に置くことでかなりの効果が得られるようです。

飲食店居抜き物件で開業する場合

よほど長い期間営業をしていなかった場合を除き飲食店舗の居抜き物件はゴキブリが生息していると思って間違いないでしょう。その場合選択肢は2つ。自分で薬剤を使って作業するケース(DIY)と専門業者にお願いするケースです。

DIYでやる

まず、上記で説明したような侵入口を塞ぐ作業をします。でないといくら駆除をしても侵入されてしまいます。

いくつか方法があります。

  • 毒エサ
  • 薫製剤
  • 乳剤など液体散布

どれも一長一短で万能と言う訳にはいきません。ただ、広い範囲で一気に効果を期待するなら薫製剤タイプだと言われています。その場合、進入路を塞いだ後でないとその進入路を通ってゴキブリが外へ避難してしまい効果は激減です。お気を付けください。

さて、薫製タイプにせよ液剤の散布にせよ効果があるのは成虫や幼虫のみで卵には効果がないようです。冒頭に書いた通り、2週間ほどで孵化してきます。いくらゴキブリ駆除をしてもまた出てくるという現象は卵が死んでいないことによるものなのです。万全を期するなら、2回目を幼虫が成虫になるまでの間にもう一度作業をすることが絶対条件となります。

プロに任せる

プロにお願いすると、ゴキブリに侵入経路を塞ぐ作業とあわせて薫製剤をたく場合に備えて厨房機器やテーブルなどに養生をしてくれたりと大変手間がかかることを手際よくやってくれます。その上で、ゴキブリ駆除保証を付けてくれます。3ヶ月から長いもので1年です。もしその保証期間でゴキブリが発生するようなことがあれば再度処置をしてくれるのはもちろん、なぜ再発したかを調査までしてくれます。昨今は薬剤の普及で料金もだいぶ安くなっています。ネットで「ゴキブリ駆除 業者」と検索すると129万件も検索結果が出ます。一度じっくり中身をご覧になって研究されることをお薦めします。

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