飲食店 繁盛店は始めている 「3っの実例」にみる儲かる 看板 の仕掛け

na0905  Digital Signage in Shinagawa

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飲食店 繁盛店は始めている 「3っの実例」儲かる 看板 の仕掛け

お店の数もさることながら、行き交う人の多さに比例して看板は存在するように思います。看板の少ない繁華街はよく言えばスッキリしていますが、活気の感じられない街の印象さえ与えます。もっとも横浜元町の様に人が多いにも関わらず商店会がシッカリしていて看板の規制をしているところは別ですが。

1人でも多くのお客様を呼びたい、新規のお客様に気づいてもらいたいとの願いを込めてデザイン、大きさ、素材を考え配色やメッセージなども悩んでらっしゃることでしょう。オーナーシェフの様な料理や素材に拘りのある方の傾向として、メニューや内装が優先しがちです。それに比べ外観や看板はシンプルにという方が大半だったように思います。そもそも別のお店で修業をされ、ご自身のファンを引き連れてのオープンであれば何の問題もありませんが、コンセプトからオープンまですべて初めて尽くしとなるとそうはいきません。看板の宣伝効果なしに自然にお客様が付くころに運転資金が尽きないとも限りません。今回は、看板効果のテクニックではなく、店を選ぶお客様がどんな情報を欲しているのかまたそれに対応する手段はあるのか考えて見たいと思います。

コンセプト

もともとは氷屋さんからスタートしたコンビニエンスストアーをご存知ですか?看板に使われている色はオレンジ、緑、赤色です。この説明だけですと何の事かと思われるかもしれませんが、これセブンイレブンのイメージカラーです。実はこの3色には理由があります。オレンジ=夜明けの空の色、緑=オアシス、赤=夕焼けの空の色。創業当時は店名と同じく朝の7時から夜の11時迄営業していたセブンイレブン。日の出から日没までお客様のオアシスになることを目指しこのカラーコンセプトにたどり着いたようです。

もう一つ海外由来のコンビニエンスストアーと言えばローソンです。最初はダイエーグループでしたが今では三菱商事が筆頭株主となりトップのセブンイレブンを猛追中です。こちらはオハイオ州の牛乳販売店が起源です。青地に白いミルク缶は創業当時のままだそうです。

一方青に緑の看板と言えば、和製コンビニエンスストアーファミリーマートです。青=都会、知性、自由を表し、緑=自然、フレッシュ感、清潔感をイメージしています。その組み合わせとして快適環境を表現したそうです。こちらは、創業時西友傘下でしたが筆頭株主は伊藤忠商事に代わり、2010年には海外勢のam/pmを買収しています。

ここに挙げた3社の看板、チェーン店として広く受け入れられることを前提に考えられています。自分たちのお店は、誰に対して何を提供したいのかというコンセプトがまず第一に重要なファクターです。このぶれないコンセプトこそ行く先の方向感に迷いが出た時のよりどころとなる重要な道標なのです。看板とお店の提供する料理、サービスが一致して初めて繁盛店となる前提が整ったと言えます。

繁盛する 飲食店舗 の共通点 その1【 看板 】

看板の本質とは

以前オフィスビルの屋上に看板を誘致するというプロジェクトを企画したことがあります。まず看板広告のプロにお話しと提案を頂くことになったのですが、そこで伺ったお話が飲食店の看板作成にも大いに役立ちそうなので少しお話ししたいと思います。

その看板広告会社はこんな提案をしてきました。広告物を掲出する骨組みや基礎などすべて看板広告会社が負担すると言うのです。なぜならそこから得られる収益に自信があると言います。それはなぜか。視認性と訴求力を数値でアピールできるノウハウがあるからです。まず看板が見える道路、歩道から視認性をチェックする為に何百メートルも離れた場所から50メール刻みで建物、看板の写真を撮り視認性をチェックします。このデータをもとに車で何秒、徒歩で何秒、どの位置からどの程度の内容(情報)が認知できるかと言った詳細なレポートを作ってきました。車であればスピードの出る道なので、会社名と会社ロゴ程度しか認知は難しいだろうだとか、歩行者からは角度があり見上げる結果になるので気が付かない可能性があるだとか、今でいうバーチャルシミュレーションです。ところが彼らは意外なところに着目してきたのです。この場所なら高さのある広告塔を作ることでJRのホームからよく見えるのでそこからの視認性をターゲットにして看板広告をクライアントに売り込むと言うのです。

実際にホームに立ってみるとビル自体は別のビルの陰になっていますが、上部はポッカリ空いています。なるほどこれならよく見えます。まさに目から鱗でした。

同じように飲食店の看板を出した際にどのように見えるのかシミュレーションを行うのは非常に大事です。デザインや色使いなど最高の傑作でも実際に取り付けてみるとあまり目立たないと言うことは往々にしてあります。隣の看板が電飾を使っている関係で色合いが違って見えるかもしれません。看板を取り付けてからでは遅すぎます。お店を見渡せるすべての通りから一番目立つものを昼、夜とシミュレーションすることはとても重要です。

以前お店の軒先に突き出した白地テント型の庇があったのですが何か宣伝に使えないだろうかと相談を受けたことがあります。そのお店は商店街が切れる一番端に位置していたため夜になると目立たず沈んでいました。そこでテントの内側からテントの外側に向けてライティングを変えたところ、行燈の様に周りがボワァッと明るくなり逆にその店が浮き上がって見えるようになったのです。いろいろな時間帯で、看板との距離も変えて写真を撮ることで重要なポイントは必ず見えてきます。

飲食店の宣伝方法が変わる 「デジタルサイネージ」とは

時代はデジタルサイネージへ

新橋や品川のJR行内ですべての柱に取り付けられた大型テレビの様なディスプレイをご覧になったことがあると思います。まさにあの動画方式や大型ディスプレイを使った広告宣伝をデジタルサイネージと呼びます。

これまで設備や宣伝の中身にお金が掛かり、大企業の宣伝方法と見なされてきたのですが、最近はレンタルで格安の物が出始めました。実はこのデジタルサイネージをお店の店先に置いて使い始めた店舗からは意外な効果が報告されています。

2階にあるカフェ

繁華街にあり、時間により満席となるのですが、逆にそのことが災いしてピークが過ぎると途端に人が入らなくなることが悩みだったようです。店頭に置いた43インチ=概ね横50cm×縦95cmのディスプレイに店内の様子を時折流すことで、今まで階段をわざわざ上って来たにもかかわらず入れなかったお客様がピークを過ぎた店の様子を見て来店して下さるようになったと言います。

3階にあるBAR

エレベーターがエントランスから一番奥の位置にあり初めての方は入りづらい雰囲気のお店です。実はオープンな店内で3Fから見下ろす夜景が大きな窓から見渡せてとても開放感があるのですが、これまでなかなか通りを行く人たちに伝えられずに来たそうです。このデジタルサイネージを使い実際の眺めを動画で流し始めたところ新規のお客様が20%も増えたとのことです。

チョット高めのイタリアン

見るからに高そうなイタリアンのお店です。でも値段を下げてまでお客様を増やすことまでは考えたくないと言うプライドもあります。そこでこのお店がデジタルサイネージを使ってある映像を流したところ、チョット背伸びをして来店してくれる方が増えたそうです。一体その映像とは何だったのでしょうか。実は磨きこまれた厨房で実際に調理をするシェフの姿をライブ映像として流したそうです。この姿に興味をそそられ来店してくれるOLさんやカップルが増えたとのことです。

これからの看板

これまで、看板と言えば出来る限りの情報やイメージを限られた面積の中で伝えようと知恵を絞ってきました。それは別に時代遅れとか言うものではなく、その方法では伝えられない情報を別のツールを使って訴求できるようになったとお伝えしたかったのです。このデジタルサイネージは固定の看板やタペストリーと違い、パソコンで入力した内容をWiFiで伝送している関係で、その日の状況にあわせて内容を変えることが出来ます。暑い日にはよく冷えたビールやシャンパンの映像を流したり、自慢の料理を素材や調理法などコンパクトにまとめて流すことも可能です。また予期せぬ雨の日など機動的にタイムサービスを打つことも朝飯前です。

さて、今一度誰に何をサービスすべきかを再確認し訴求すべきコンテンツは何かを問えば、新たな伝え方の活用法が見つかると思います。実例を見てもお分かりの様に試してみるだけの価値はありそうです。

繁盛する飲食店の宣伝手法 「アイドマ」を実戦する

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