ドッグカフェ・猫カフェをテナントに入れた時 大家さんが注意すべきこと

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大家さんからから見てドッグカフェと猫カフェの違いが分かるでしょうか。さしづめ犬と猫の違いだけでお店に動物がいる飲食店ぐらいにしか認識されないと思います。動物好きの大家さんならいざ知らず、そうでない場合は入居後トラブルになる可能性があります。まずは似て非なるドッグカフェと猫カフェの違いをシッカリと理解して、それぞれに対応した建物使用細則を契約書とは別途に用意するぐらいの心構えで対応し頂きたいと思います。

ドッグカフェ・猫カフェをテナントに入れた時、大家さんが注意すべきこと

まずはこの二つの業態についての違いを考えたいと思います。そもそもドッグカフェとは、飲食店に犬を連れて来て犬と一緒にくつろげる空間を提供する飲食店です。ですから人も犬も食事が出来る環境やメニューが揃っています。従いまして閉店時は店内に犬はいないということになります。

これに対し猫カフェはどうでしょうか。飲食店内に猫が飼われていてそれを目当てにお客様が訪問するスタイルです。飲食をしながら、猫を抱いたり、じゃらしてみたり、眺めてみたりとお目当てはあくまでも猫が主体です。ドッグカフェの様に空間ではありません。つまり、夜間は無人、無動物のドッグカフェに対し、猫カフェは夜間貸室内に猫が飼われている状態だという訳です。似て非なる部分とはこのことなのです。

一見カフェという軽飲食で臭いも煙も少なくて綺麗に使ってもらえると思ってしまう大家さんが多い中で、果たしてこれらの業態が手放しに安心できるのか検証してみます。

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ドッグカフェの場合

ドッグカフェを訪れる方は、大型犬から小型犬まで様々です。なかには、大型犬お断りというお店もあれば、大型犬を複数匹連れて来られる方も少なくないと聞きます。以前ドッグカフェを利用する方に伺ったことに、彼らは連れてくる品種でグループが別れており、それぞれの品種で情報交換をしているというのです。なかにはブリーダーの方も混ざっていて、子犬の売買やお悩み相談に乗ってくれると聞きました。まさに一種のコミュニティーがドッグカフェで形成されているようです。

そのような利用方法で、大家さんが経営者に考慮して欲しい問題をあげるとすれば、大型犬同士のケンカが起こらないよう店側が常に気配りをすること、リードを着用し店内、店外の方に危害が及ばないこと、床など常に清掃を怠らないことと、水はけのよい素材を使用し臭い対策を事前に行うことなどが挙げられます。また、不測の事態を避けるためにも第三者に対する補償が出来る借家人賠償付保険などに加入することも考えた方が良いでしょう。

猫カフェの場合

猫カフェで気をつけたいのが鳴き声や臭い以上に猫を飼う環境の整備、確認です。以前猫カフェで問題になったことがありました。猫が共同生活をする中で増えてしまう環境の問題でした。最初に想定したゲージのキャパシティーを越えて数が増えたことで、猫が感染症にかかり衰弱死するという問題発生が指摘され、保護団体が調査に入るという内容でした。避妊や数の管理、感染症などの予防など衛生面での管理計画を最初に提出してもらう必要があります。また、最初の計画通り運営されているのか四半期に一度報告をしてもらう条件にした方がよりベターです。

猫カフェは原状回復工事に注意が必用

共同生活を送る猫カフェの次に気をつけたいポイントは退去をされた場合の返還方法です。花粉症の様に、猫に対するアレルギーを持つ方が少なからずおられます。もし退去後の原状回復工事が中途半端だと、次にご入居されたテナントの中に敏感な方がおられると、アナフィラキシーなどの発作を起こす危険性が指摘されています。こうなると前テナントの責任ではなく、入居の際に前テナントが猫カフェであったことを告知していなかったとすれば大家さんの責任は免れません。壁紙・床材の全面張替など徹底した原状回復工事を契約時に義務付けて下さい。

入居の際他テナントに説明は必要か

大型犬が利用できるドッグカフェを2階や地下で開業される方はそうそうおられないと思います。やはり1階だと思います。このような場合、共同ビルなどでは、掲示板やポストへの投函で告知すれば事足りると思います。ただ、昨今の猫カフェを見ておりますと、基準階(3階以上区画)を比較的安く借りてオープンされるケースが散見されます。このような場合、その猫カフェを利用されるお客様がエレベーターを利用されることになりますので、直上階や直下階のテナント様には同意を得ないまでも直接管理会社か大家さんからテナントへ説明を行いご理解を得ておくことが無難でしょう。後々のトラブル回避という意味でも。

飲食店に何店舗も部屋を貸している大家さんが5坪程の1階店舗をペットショップにお貸しした後日談を伺いました。店内は清潔に保たれ、ペットたちはゲージのなかでおとなしくしていて一見問題がなさそうに思えたそうです。ところが、日がたつごとに臭いの問題が表面化し、他のテナントから何とかならないかと相談されているとおっしゃってました。生き物である以上し尿問題は避けて通れないようです。こういった問題が入居後起きることを想定して、テナントには費用と責任において解決してもらう旨の一文を特約条項に入れて契約されることをお薦めいたします。

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