キャッシュレスが飲食店を繁盛店させる訳、今すぐ対策

キャッシュレスが飲食店を繁盛店させる訳、今すぐ対策

日本はキャッシュレス化後進国と言われています。これにはいくつかの理由が存在するのですが、意外なことに治安の良さが関係していると言われています。現金を持ち歩いても、お店に現金をおいていても強盗に襲われるわけでもなく生活できる環境では、従来の現金支払いで何の不自由もないからです。ただ、オリンピック、パラリンピックが東京で開催されることとなったあたりから少々事情が変わり始めています。大挙して押し寄せる観光客にいかに対応するのかが課題となり観光庁、経済産業省は対策にのりだしています。

さて今回は、これから起こりうる変化を捉えキャッシュレス化の波に乗り遅れないために飲食店にとって何が必要かを考えてみたいと思います。

日本に来た外国人旅行者が困ったものとは

観光庁が2016年に日本に来た外国人観光客を対象にしたアンケートの結果が発表されています。彼らが一番困ったのは施設や店舗でのコミュニケーションだったようです。致し方ないと言えばそれまでですが解決方法はあったのではないでしょうか。これを裏付けるかのようなアンケート結果も出ています。それが多言語表示の少なさです。近年は中国語、韓国語の表示は増え始めたもののほとんどが英語圏に向けた表示ばかりです。ここは一考の余地があります。このアンケートで特筆すべきがお金つまりキャッシュやクレジットカードにまつわる不便さをあげる旅行者の多さです。クレジットカードやデビットカードなどが利用できない、ATMが自分たちのカードに対応していない、両替のポイントが少ないなど4割以上の旅行者がお金やカードにまつわる不満を持っています。

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経済産業省の方針

急激に増え始めた観光客、そして2020年の一大イベントを控え日本のインフラ整備は待ったなしです。ここで経産省が動き出すにはワケがあります。2020年にインフラが間に合わなかった場合、世界からキャッシュレス後進国のレッテルが張られその後の観光客誘致にブレーキがかかる恐れがあるからなのです。何としてもそこは避けたいとの思いで以下の内容で取り組みを発表しています

  • 海外発行のクレジットカード等で現金が引き出し可能なATMを普及させる
  • 地方商店街や観光地でのクレジットカード等の決済端末の導入
  • 公的納付金の電子納付の一層の普及

経産省は、キャッシュレス化について以下の様にいっています。

キャッシュレス化は商取引の活性化や新たなビジネスの創出にも資することから、官民一体となって取り組んでいくものだと。

キャッシュレスとはなにか

  1. クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード
  2. ICカード、アップルPay、Edy
  3. ビットコイン

現金に替わってこれらが支払いに利用できることをキャッシュレスと呼ぶわけですが、全ての支払い方法に応じられるところはまだまだ少ないと言っていいでしょう。飲食店ではかろうじてクレジットカードでの決済が可能なのではないでしょうか。とは言えランチでのカード利用はお断りしていますといた飲食店も見かけます。どこに問題があるのでしょうか。

一つには飲食店でカード支払いを代行するカード会社に問題があります。飲食店のカード払いは一見各カード会社と契約しているように見えますが、ほとんどの場合代理店が数社のカード会社と契約しサービスを提供しているのです。そのことにより他社のカードが使えなかったり、新しい決済方法に対応していなかったり、別のカード会社の利用を制限していたりと厄介な存在となっています。それと支払いに時間がかかるカード決済は忙しいランチタイムでは敬遠されるからです。

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キャッシュレス先進国は中国、北欧

ある調査では、中国におけるスマートフォン利用者の98%が既にスマートフォンを使ったモバイル決済を行っていると言います。仕組みはいたって簡単で、二次元バーコードと呼ばれるQRコードを専用アプリを使いスマートホンで読み込むだけで完了します。お店に送金が完了したスマホ画面を店員に見せるだけで取引完了です。飲食店の決済も買い物の支払いも全て一瞬で終わりです。

実は意外な国がキャッシュレス化をおしすすめています。スェーデンやデンマークといった北欧諸国が国を挙げてキャッシュレス化を推し進めています。また中国についで人口が多いインドでも高額紙幣を無くしキャッシュレス化に舵を切っています。ただこちらの国の場合はマネーロンダリングや不正蓄財などを撲滅することが主な狙いのようではありますが。

ビットコイン決済は有効か

このところなにかと話題の仮想通貨の導入はどうでしょうか。世界で共通して使える通貨としての価値はおおいにありそうです。赤坂や新宿など最近外国の観光客が利用するリーズナブルなホテルの周りでは、ウイチャットペイ、ビットコインでの決済が出来る旨の張り紙や看板を見かけるようになりました。明らかにこれらの決済方法をとっているお店の優位性が感じられます。ただ、ビットコインは1決済に時間がかかることが玉にキズです。Edyやデビットカードの様に端末にカードをかざすだけという訳にはいきません。混み合う時間帯では1~2分と言えどももどかしいものです。ちなみに飲食店がこのビットコインを決済方法として採用するにはあまり難しい手続きは必要ありません。仮想通貨を取り扱う登録業者でウォレットと呼ばれる口座を開設するだけです。クレジットカードの様に手数料が高くないのも飲食店にとっては嬉しい通貨です。

最近アップルペイやIDなど携帯電話を利用した支払方法が広がって来ました。また無料電話のLineなども同様のサービスを始めるなど日を追うごとにキャッシュレスのすそ野は広がっています。今後オリンピックまでの間にさらにこの傾向は加速するものと思われます。さらに進めて、このキャッシュレス化が普及することで今問題となっているキャンセル問題も解決することになります。つまり事前決裁が可能になるからです。となればもし当日にキャンセルになっても大丈夫という訳です。スマートフォンかカード1枚あれば現金に触ることなく過ごせる日がもう目前に迫っています。

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