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ウイズコロナでも明日からできる売上アップ
コロナウイルス感染が下火となった年末、時間制限や人数制限の解除で飲食店は人手不足で大忙しです。とはいえ天気の関係で、日々接客と料理に追われる飲食店でもぽっかりとお客様が途絶える日があるものです。
忙しい時のお店側の対応というのは当たり前ですがよく話し合われており、ムダのないものになっている一方で、お客様が来られない時など時間を持て余す際の役割分担というのはあまり話し合われていないのが現実ではないでしょうか。
今回は、ぽっかりと空いた時間の活用とあわせて以前に比べお客様の入りが悪くなったと感じている飲食店で検討すべきポイントを3つに絞って考えたいと思います。
飲食店 売上アップするポイントはこの3つ!
あなたのお店、飲食店が今日からでもできる売上げアップのポイントは3つだけ
- 清 掃
- 接 客
- 宣 伝
「え?そんなこと知っているよ!」 とおっしゃる飲食店も沢山あるでしょう。
実は我流になりがちな部分でもあります。ここは基本に立ち返ってもう一度この売上をあげる3つのポイントについて学んでみましょう。
1.清掃が飲食店のできる売上げアップの王道
一口に掃除と言ってもピンからキリまであります。
大きく分けると、お店を休んで行う規模のもと空いた時間で出来るものの2つに分かれます。
まずは、時間がかかる清掃からです。外装、床、レンジフード、テーブル・椅子そしてエアコンたちがその代表格です。
外 装
- 壁が汚れたままで放置されていか
- 無造作に観葉植物や空いたビンなどを外に出したままにしていないか
- 扉の取っ手や人の手が触れる場所の手垢やペイントの剥がれなどがないか
- ガラスは汚れていないか
- ダクトから油が垂れていないか
- エアコンの室外機に物を置いたままにしていないか
- 看板の照明や球切れはないか
内 装
- 床は人が歩くところだけ色が変わっていないか
- カウンターの足元にヒールマークは付いていないか
- テーブルや椅子の脚元が汚れていないか
- エアコンの吹き出し口や天井がすすけていないか
- 蛍光灯や白熱球に汚れはないか、色は統一できているか
厨 房
- 食材は整理整頓されているか
- コールドテーブルや冷凍冷蔵庫の扉は手垢で汚れていないか
- コンロ廻りは飛び散った油で汚れていないか
- フライパンや鍋は黒ずんでいないか
- ステンレスの防火パネルに汚れは付いていないか
- レンジフード内の油は除去できているか
- グリスフィルターはまめに交換しているか
- 側溝やグレーチングに脂や汚れが付いたままになっていないか、臭い等はないか
- グリストラップは定期的に清掃しているか、臭い等はないか
その他
- 壁やカウンター上部に張り出されているメニューは汚れてみすぼらしくないか
- 古いポスターを貼ったままにしていないか
- のれんの汚れや破れはないか
時間のかかる掃除は、専用の道具や薬剤が必用な場合があります。
とくに脂分の分解となるとプロ仕様のものでないと歯が立たないでしょう。ここはネットで評判を見なが選ぶことです。また、どの順番でやるのか計画的に始めることをお薦めします。長年大掛かりな掃除をしてこなかったお店では何回かに分けて行う必要があるでしょう。
空いた時間で毎日出来る掃除
トイレはマメに掃除しましょう。優先順位は1番です。
- テーブルや椅子の座面、背もたれの拭き上げ
- 座布団ケースはちょっとでも汚れがあればソク洗濯
- 小上がりからトイレまでのスリッパやサンダルの汚れ拭き上げ
- 箸立てや調味料入れの汚れ拭き上げ
- ビールサーバーのホース洗浄(一口目の味が変わります)
これらは、毎日行っているお店があるぐらいの定番です。持ち場を決めてスタッフが自主的に取り組めるような決めにしておけば空いた時間で効率よくお店をクリーンに保てます。
2.接客、お客さまとのコミュニケーションを大切に!
時間のある時こそ少ないお客様に費やす時間が増え、忙しい時間帯の注文と配膳だけの接客から、積極的にお客様とコミュニケーションをとるスタイルに取り組んでみましょう。
- ホールスタッフだけではなく厨房のスタッフも声を出してのお出迎え
- ご来店の際に御予約の有無を伺う
- ご予約のお客さまにはメッセージカードを用意
- 空席が多くても必ず席までご案内
- コートやジャケットなど上着をハンガーにかけて差し上げる
- 季節に応じてひざ掛けなどの利用を伺う
料理やドリンクを売り込む接客が可能になります。
- 今日のおススメ料理の説明
- 珍しいお酒が入っているので試してみないか
- 新作メニューを用意できるが食べてみないか
普段注文を聞いているばかりの受動型から積極的に商品のアピールや追加注文を促す能動型になることで少ないお客さまでも客単価が上るよう仕掛けることが可能です。
この活動が板についてくれば、忙しい時のお客様対応でもいつも以上のオーダーをとることが出来るようになります。結果、売上アップにつながります。
3.宣伝、飲食店独自の宣伝方法を考える
来店されているお客様の数が少ない時間帯、夕方の早い時間や客足が伸び悩む21時過ぎ当たりではホールのスタッフのパワーが余る時間帯があります。
そんな時店内で注文を待つ間スタッフ同士で話をしているぐらいでしたら、積極的にお店の宣伝活動にあてましょう。
単純に割引クーポンを配ったり、ビラ配りでお店のアピールと言ったケースもありですが、人手が割けない飲食店は、別の方法を考えなければなりません。
通りから一本入っている場合など通りの角にA型看板で道案内を兼ねて置くケースがあります
が、ここでLINE@などを利用して友達登録で割引という方法をためしてみましょう。
いちど友達登録をして頂きLINEで繋がったお客様へは、雨の日や月曜などお客様が少ないと予想した日に思い切ったプランや目玉料理情報などをLINEで機動的に伝えることができます。ビラなどの様にあらかじめ用意しておく必要もなく相当に負担は軽くなります。
まとめ
最初に上げた掃除についてですが、掃除をするとナゼ儲かるのかと質問を受けることがあります。これは、第一印象が断然違うからです。人はぱっと見で判断されるので身だしなみには気をつけるよう昔から言いますが、飲食店にも同じことがいえます。
見ために清潔感が無ければまた来たいと思って頂くことは難しいものです。同様に店に入った瞬間に料理の匂いではなく脂のすえたような臭いがしたのでは、リピーターはのぞめないでしょう。
明るい店内で掃除がよく行き届いていて、客席から覗く厨房も整然としているお店は好感が持てます。
一品でも美味しい料理があれば、誰かに紹介したくなるというものです。もっとも毎日が掃除ばかりでは困りますが、時折立ち止まって綺麗にすることは繁盛店を作るとても重要な作業です。
- 清掃
- 接客
- 宣伝
あなたのお店らしいこの3つの方法をあみだして売上をアップしましょう。