雨の日に飲食店の客足が減る理由と対策

雨の日に飲食店の客足が減る理由と対策

2017年の8月、東京は1日から21日間連続の降雨日を記録しました。2017年は雨が多いのかと心配になったのですが、年途中のデータは発表されておらず過去の記録で推測してみました。2011年から2015年までの5年間で東京の年間降雨日は平均103日という結果になっています。過去同じ時期に連続で雨が降った年で比べてみると、22日間連続して雨が降った2014年の年間降雨日は106日、2003年には113日もの降雨日が観測されています。そうなると2017年は110日を超える可能性が高いと言えるでしょう。

そうなれば年間降雨日割合が30%に達し、一週間に引き直すと週に2日は雨が降る計算になります。意外と多いような気がしますが、現実です。

この事実を踏まえて、雨が降る前提で飲食店は集客についての対策を真剣に考えるべきではないでしょうか。今回は、雨の日にお客様が少ないという飲食店のお悩みを考えて見たいと思います。

なぜ雨の日は客足が遠のくのか

どうして雨の日は晴れた日に比べお客様の数が減るのでしょうか。WEB上でも様々な意見が飛び交っています。単に濡れるのがイヤだから、傘を開けたり閉じたりが面倒、雨降りは家に帰りたくなるなど今一つ決め手に欠けるものばかりです。少し角度を変えて考えて見ます。

そもそも飲食店を利用する側の理由は、どのお店を選ぶのか、どういう時に飲食店を利用するのかといった理由も含め、雨の日にナゼ飲食店へ行かないのかという理由は千差万別としか言いようがありません。この理由を探すのは議論にならないと考えるべきではないでしょうか。

例えばです。人気のラーメン店が雨の日は半額にしますと宣言したらどうなるでしょう。今日は雨だから食べに行ってみようとなりませんか。同様に人気のケーキ屋さんが雨の日はショートケーキ全品半額というサービスを始めたとしたらこちらも雨の日を狙ってお客様が来られること間違いないでしょう。最近食べ放題を始めた回転寿司チェーン店の様に、雨の日は食べ放題としたらこちらも行列が出来るほどお客さんは来られます。つまり、理由はどうであれ家に帰る、他のサービスを利用する以上のモチベーションが飲食店にあれば自然とお客様はご来店されるのです。

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雨の日サービスのありかた

もし雨の日サービスを何か始めたいと考えた時ポイントになることが2つあります。それは飲食店とお客様の御約束事というようなものです。

  • 雨の日認定を誰がするのか
  • 雨の日は必ず実行されるということ

どの時点を持って雨なのかそうでないのか判断に迷う日が何日もあります。そんな時に、お客様が今日はどっちなのか迷われるのでは効果半減です。ある飲食店は、お店のホームページにその日が雨日なのかそうでないのかの判定を載せています。サービスを知っているお客様は予めサイトを確認すれば事足りますのでストレスが減ります。

また、ある時はやっていてある時はやっていないなど不定期な雨の日割引は、そのことを知らないで利用された方は喜んでも、それを目当てに来店された方がその日はやってないとなるとガッカリされるばかりかリピーターではなくなる可能性があります。やるならシンプルなルールに限ります。

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雨の日はノーゲスとならない為に

住宅街に近いお店や目的性の低いお店等は雨の日にお客様が一人も来店されない日があると聞きます。いわゆるノーゲス(ノオゲスト)です。仮にノーゲストでなくても最低一晩に10名は来てもらわないと困るというのに、8月の様に21日間も雨が続くのではお店はあがったりです。具体的な集客の方法ではなく、少し見方を変えてお店の経営的視点から対策を考えて見たいと思います。

どの飲食店でも客単価というものを想定していると思います。お客様一人がお店に支払う平均的な支払額です。一日何人の方が来店されれば毎月黒字になるのかよくご存じのことと思います。お客様が一人も来られないとなると利益が出ない前に、固定費分がその日は赤字となります。実は雨の日のヒントはここにあります。

飲食店では原価を平均して3割~4割の間で価格に設定しているのが標準だと思います。そして利益が1割ほど載っています。つまり売値の5割~6割は経費だということになります。少なくともこの分だけは何とか回収しないと運転資金が目減りして行きます。そこで雨の日のノーゲスデーを無くす対策としては、全品原価売り(この場合経費の原価という意味です)を実施すれば少なくとも固定費は支払って行けます。それだけだと材料原価がマイナスになります、想定最低人数を超える来店があればそこから材料原価の回収となります。やるなら中途半端ではなくインパクトのある形でお客様に数多く来て頂きましょう。

その点が理解できていれば、値段を引く商品は何だってかまわないのです。ドリンクでも小鉢でも全品でも、お店で売れ行きの悪いメニューまとめて半額でもいい訳です。もっとも、なにの値段を下げればお客様が喜ばれるのかは、飲食店側が一番分かっていることでしょう。

以前あるお店で、雨の日はデザートのケーキが全てサービスとしたお店が女性で人気のお店となり、晴れた日よりも雨に日の方が人気という皮肉な結果のお店もあります。なんであれ雨の日のうっとうしさを上回る魅力が出せればいいのです。

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