飲食店 閉店を相談された時に出来るアドバイスとは

飲食店 閉店を相談された時に出来るアドバイスとは

先日友人からメールがあり久しぶりに野毛で酒を飲むことになりました。なんでも野毛通手形といって、野毛にある76店舗が参加する飲み歩きイベントがあるので一緒に行かないかという誘いでした。

久しぶりの野毛だったので喜んで行くことにしました。居酒屋に焼き鳥、エスニックと普段入ったことのないお店ばかりであっという間の野毛タイムでした。その友人近くで飲食店を経営しており何度も食べに行くことがあったのですが、4件目に入ったところから今回誘った本題を語り始めました。
内容は今のお店の経営について、テコ入れか撤退かという差し迫った内容でしたが、アルコールの入った頭ではお互い限界があり後日シラフで打ち合わせをすることとなり…

まさかの相談に面くらいながらも、飲食店を営む友人や身内がいるとすれば珍しい話でもないのかなと納得しながらも整理をしながら話を進めるべきであろうと思いいたった次第です。

まずはじっくり話を聞く

突然、飲食店をどうにかしようと相談されても自分自身が飲食店経営者でもない限り、
ただ驚くだけになってしまいます。
まずはお話をじっくり聞く。

質問攻めにしたり、これまでの営業方法を問いただすのは避けましょう。
なぜならそれが解決策になる訳ではありませんから。それになによりも一番悔しいと思っているのはご本人なのですから。そこを踏まえてじっくり、相槌を打ちながら聞いてください。

また時折「大変だったな、そんなことになっていたなんてちっとも気が付かなかった」というような合いの手が相手との気持ちとシンクロ。
そのことで、相手はだんだん心の重圧から解き放たれてリラックス。

ここでは心の重圧と書きましたが、奥様や身内にも相談できずどう解決すればいいのかお一人で悩まれる方が多く、やっと相談する頃には手遅れというようなことがあります。
つまり勇気を振り絞って話を始めているという状況だと理解してください。
だからこそ黙っていたことを責めたり、そもそも飲食店を始めたことへの非難は絶対避けなければなりません。

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理由は二つ

飲食店の閉店相談で多いのが、売上不振か健康の不安このどちらかです。

売上不振

お客様が入られないので売上が上がらない場合と、お客様はそこそこ入られるのに利益が出ないかのどちらか、前者の場合宣伝や告知が足りない可能性があるので、なんらかの宣伝活動かお店のコンセプトの見直しが必要です。

つまりその街で求められているものは何か、ターゲットとして客層に対しどのような料理なのかもう一度整理することを薦めてください。

後者の場合は、売上に対して家賃が高すぎることが多く、なかなか解決は難しいのですが、席数を増やせない分ランチ時にお弁当を販売したり夕方や土日などケータリング(出前)などをして売上アップを目指すことが近道です。

健康不安

最近多いのがこちらの相談。
意外と繁盛店の経営者に多く、忙しすぎて体調を壊されるというケースです。
繁盛店にありがちなバイト問題。
それはいくら採用しても忙しすぎて長続きせず辞めてしまうが為にご本人がムリをしてしまうというもの。
人気のラーメン店などは休み時間もなしに営業を続けますが、思い切って15時前後に休憩時間をとるなどの工夫が必要。
夜忙しいお店等は、思い切ってランチを止めてしまうのも手です。
(とにかく身体が資本なのですからムリをしないこと)

もうひとつは、入院をしなければならなくなったり、癌の告知を受けてお店を閉めるといった相談も増えています。
開店以来10年を超えるような飲食店で、馴染みのお客様を数多く抱える店だけにすぐに辞められないという意識が強い方が多いのですが、寄る年波に勝てないといったところです。ここは対策が急がれます。

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意外と結論は出ている

相談の内容はともかく、ご本人は相談に来れれるまでに十分な時間お一人で悩み、何度も繰り返しシミュレーションしているはず。
そのことを前提にするとご本の答えはある程度固まっていると考えるのが普通です。
稀に、あまり考えずに相談というケースもありあすが。

だからひとしきりお話を聞いた上で、答えを決めているのではないのかと伺ってみてください。
相談の本質は、的確なアドバイスというより、自分が出した答えに関する承認欲求の方が強いことが多く、そこで同意なり承認が得られることで前に進む力に変えて行けるものなのです。

もし本当に閉店したいと希望するなら

仲のよい友人であれば、誰かつれてお店に食べに来いという催促ということで納得するのですが、内容が深刻であるなら何とかなるとその場しのぎな回答は無責任です。
閉店までまだ余裕があるのであればだれかお店を引き継ぐ方を探す行動をとるべきですし、入院など時間が無いのであれば居抜き店舗を扱うプロにお願いするしか方法はありません。

また現在の賃貸借契約書に解約に関することが書かれていますので、あらためて見なおすところから始めてください。
お店を辞めたいと届け出てから契約が終了するまでの解約予告期間が、契約により異なりますのでどのタイミングで書面を出すのか検討が必用です。

また契約書には原状回復条項が入っていて、スケルトンに戻さなければならないとなっているはずですが、大家さんや管理会社にお願いをすればいわゆる居抜きで(原状回復工事をせずに)次の方に引き継ぐことが出来ます。できれば、お店を引き継いでくれる人の目星がついたところで相談してみましょう。

飲食店を経営する当事者が、仲間内や身内で「閉店をするのか否か」を話しているうちはなんら問題ないのですが、大家さんや管理会社に相談をすると話が大きくなることがあります。
飲食店の所在が非常に魅力的な場合などがそのケース。すぐに借りたいという方が現れる可能性が高いからです。
一見いい話の様に聞こえますが、最近の居抜きの流れとして造作売買で次の方と金銭のやり取りが発生することが一般的なのですが、大家さんや管理会社から、原状回復をしないというだけで明け渡してくれと言われる可能性があります。相談する順番とタイミングにはくれぐれも注意が必用です。

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