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いざ平日の 柴又 へ
先日葛飾区の穴場である観光スポット「 柴又 」へ行ってきました。
柴又 と言えばまず頭に浮かぶのは「フーテンの寅さん」ではないでしょうか?
平日ということもあり、改札前の広場にはあまり多くの観光客の姿は見られませんでした。
因みに週末や帝釈天の縁日には多くの観光客で賑わっています。
有名な今川焼店です。
テイクアウトだけかと思ったら、イートインもできるようです。地元のお客さんがまとめて買って帰るようです。
非常にもったいないのですが、緑の看板の2店舗が現在は営業していないようです。
観光客の90%が撮影すると思われるシンボル寅さん像。
駅をバックに撮影すると、斜め45度になり格好写るので良いのですが、残念ながら逆光になってしまうため、
正面から撮影しました。近くのお土産屋の売り子さんに聞いてみると、
寅さんには季節変動はなく365日何時に撮影しても逆光になってしまうと言っていました。
広場目の前のお土産屋さんです。
この店の売り子さんが、なぜか積極的に写真撮影に協力してくれます。
売り子さんいわく、日本で一番寅さんを撮影しているそうです。
こちらは帝釈天へ向かう参道の入口です。
石畳の通路は趣があってとても良いです。アーチ形の看板に吊るした提灯が見えてきました。
寅さん以外に何が?
男はつらいよのロケ地でもある帝釈天へと続く参道は昔ながらの下町情緒あふれる一角。
足を踏み入れるといっきに昭和へタイムスリップします。
はじめての人には心躍る光景が広がります。
天気の良い日に和服を着て散歩すると、気分も高まりそうです。
「おもちゃ博物館」という面白い駄菓子屋さんを見つけました。
店内には昔ながらの駄菓子が所せまし陳列されています。
外国人や子供が喜ぶのが目に浮かびます。
駄菓子屋の正面の居酒屋?お土産屋?さんです。
モツ煮込みと焼き鳥がテイクアウトできます。
肌寒い季節になってきたので、温かい煮込みは嬉しいです。
うなぎ店のメニューケース2000円近いメニューがずらり。。
まるで温泉街の飲食店のようです。
地元客には高くては入れない。なぜこの価格設定になっているのかわからない。
スカイツリー開業
地元住民は観光客増加の夢を抱き、街が潤うと心待ちにしていましたが、
蓋を開けてみると、大半の観光客が組む一日のスケジュールは以下のようにとても厳しいものでした。
午前中~13:00頃 「浅草を観光、食事」
↓
13:00~16:00頃 「スカイツリー(ソラマチ)で買い物」
↓
16:00~18:00頃 「時間が余ったので 柴又 を散歩」
というような具合で、観光客が訪れる時間帯は夕方メインにシフトしてしまい、結果、以前よりもお金を落とさなくなってしまったようです。
商店街にとってはとても厳しい状況になってしまいました。
参道店舗と地域住民とのズレ
地域住民は参道が活性化することにより街に潤いを与えると思っています。
しかし、大声では言えませんが、後継ぎを持たない参道の店舗経営者の大半は、他事業で十分な収入があることから、
街の活性化に全力で取り組もうとはしません。現状維持が本音のようです。
ようやく帝釈天が見えてきました。
時間も遅くなってきたことからか、少しひんやりした澄んだ空気と夕陽がたまらなく気持ちよいです。
もしかすると平日のこの時間が一番良い時間かもしれません。
ここでもさほど観光客の姿は見られませんでした。
境内にはほとんど人の姿がみられませんでした。
獅子舞が躍るおみくじを見つけました。200円です。
年末になると2台ともフル稼働して踊りつかれるのでしょう。
境内は結構ひろく奥へ進むとと色々とありそうです。
今回は中へ入りませんでした。時間のある時に散歩したいと思います。
保守的でも心のどこかで新しいものを求める
裏路地に入ると、小規模の飲食店や物販店があります。
近くの不動産会社の人から話を聞くところによると、こちらのピッツェリアが大人気のようです。
都心にはたくさん存在するこのようなお店が 柴又 では珍しかったようで、
幅広い地域住民から熱く支持されているようです。
参道の脇に止めてあった観光用3輪自転車を発見。
近くには運転手の姿はありませんでした。休日しか稼働してないのかもしれない。
上の写真実は 柴又 駅です。下は寅さんです。
夕陽がとてもきれいでした。
高齢化が進む柴又
下町情緒あふれる風景が残る場所。古い町並みを眺めつつの食べ歩きはこの街の醍醐味ですが、
その一方で、若い力で地域住民を満足させる新しい試みも必要なのではないでしょうか。