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まだ上がる?具体例でみる飲食店の電気代節約方法

飲食店-電気代-節約

PublicDomainPictures @ Pixabay

2016年4月に電力自由化になって以来、電力を売る新会社が700社も営業を始めました。色々な特典とあわせて顧客の囲い込みも行っていました。ところが2021年に入りチョット事情が変わってきています。

一つは、電力会社が発電のために購入しているLPGつまり天然ガスの高騰により本来安く電力を販売するはずがいきなりの値上げとなり混乱しています。

もう一つが、政府が打ち出した2050年までにカーボンニュートラル達成をかかげたことに起因します。これは、再生可能エネルギーに置き換えることを意味しており、当然電気も石化燃料を使用しないものに置き換えるということです。つまり、現在では割高な太陽光発電や風力発電などを買い取る義務が大手電力会社に発生し、その負担分が消費者負担となるからです。

電気代が、高くなった気はするが、どうすれば下げられるのか、考えはするものの具体的な金額で見ることが出来ない為に、二の足を踏んでいる飲食店舗のオーナーさん、これから飲食店舗で独立、開業を考えている皆さんに是非数字で実感してほしい電気の節約方法をお伝えいたします。

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現在の契約内容から飲食店で電気代が節約できる方法を考える

客席が10~15席程の飲食店舗に「40A」の主幹ブレーカーがついていたとします。

電化製品の内容としては、1,500Wのエアコンが2台あとは冷凍冷蔵庫にコールドテーブル、製氷機に炊飯ジャー、電灯設備一式といったところです。夏場になると店内の温度が下がらずとても暑いと不評です。(もっともそのお陰でビールがよく出ますが)もう一台エアコンを増設することにしました。

この時2通りの方法が考えられます。電気料金にどれだけ差が生まれるか比較をしてみましょう。

[前提] 東京電力EPの契約電力で1日8時間営業、月25日稼働として計算

ケース1

1,500Wエアコン増設にともない契約電力を60AにUP

基本料金:40A 1,140円 → 60A 1,716円

電気料金:6kw×8時間×25日×30円57銭=3万6,684円

合 計  38,400円(基本料金込)

ケース2

4,500W相当を200Vのエアコンに切り替え( =1,500W×3台分 )

契約電力を100Vは30Aに変更、新たに200Vを30Aで契約

基本料金:100V30A   858円

200V30A 1,122円

電気料金 3kw×8時間×25日×30円57銭=18,342円

3kw×8時間×25日×17円37銭=10,422円

合 計  30,744円(基本料金込)

比較的小さな飲食店舗でさえ月額7,656円、年間で9万円以上もの差が出ます。これが20坪、30坪となればさらにその差は大きくなってゆきます。お店の経営を圧迫するのも楽にするのも電気の賢い契約次第ということです。

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電化製品から電気代が節約できる方法を考える

まず代表格で言えば、照明器具のLED化です。今回は、白熱球と蛍光灯をLEDに交換した場合の電気料金を検証します。

[前提] 1日8時間営業、月25日稼働で1年間の使用時間2,400時間で計算

白熱灯 60W = LED同等の明るさ 7W

蛍光灯 40W×2本 = LED同等の明るさ 20W×2本

〇白熱灯 ⇒ LEDに置き換えた場合

白熱灯 0.06kw×2,400h×30円57銭 = 4,402円

LED  0.007kw×2,400h×30円57銭 = 513円

年間差額 3,889円(1ケ所)

〇蛍光灯 ⇒ LEDに置き換えた場合

蛍光灯 0.08kw×2,400h×30円57銭 = 5,869円

LED   0.04kw×2,400h×30円57銭 = 2,934円

年間差額 2,935円(1ケ所)

客席が10~15席程の飲食店舗を想定して試算してみます。

白熱灯 20個 × 3,889円 =  77,780円

蛍光灯 10ヶ所 × 2,935円 = 29,350円

合 計 107,130円

どうですか年間10万円のコスト削減が可能です!

今回の 電気設備 とは趣が異なりますが、冷蔵庫の類、コールドテーブルや4ドア冷凍冷蔵庫などはこの10年間で消費電力が60%も節約できるようになりました。年間消費量でいえば2000年の初めごろに650kwhの消費電力に対して、2010年以降は210kwhと大幅に少なくなります。電気の従量単価30円57銭をかけると13,450円もの削減効果があります。検討の余地大いにありですね。

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